新型MacBook Air、iPadやiPhoneとの共通点とは? 大幅アップデートで期待できること

新型MacBook Air、iPadやiPhoneとの共通点とは?

 Appleはサンフランシスコの本社ビル「Apple Park」にて開発者向けイベント「WWDC22」を開催し、新モデルとなるM2搭載の「MacBook Air」を発表した。デザインから内部スペックまでまさにフルモデルチェンジとなった本製品だが、ユーザビリティという側面での進化も見逃せない。

MacBook Airもフラットデザインへ

 M2搭載MacBook Airをみてまず気づくのは、本体の上部と下部がフラットなサーフェイスになっていることだ。縁方向へとなだらかにカーブし本体が細くなっていた従来モデルのMacBook Airとは、大いに印象が異なる。

 このようなフラットデザインへの変更は、「iPad Pro」や「iPad Air」、「iPhone 12/iPhone 13」など、すでに複数の製品で取り入れられている。またM2搭載MacBook Airでは薄さがわずか11.3ミリ、重さは1.24キロとなったことで、20%もの体積の削減に成功している。

 充電コネクタに「MagSafe」が採用されたのも、大きなトピックだ。「MacBook Pro」にてすでに採用されているこのMagSafeは、マグネットでくっつくワイヤレス充電方式により、例えば充電ケーブルを足に引っ掛けても、自動ではずれてラップトップが机から落下するのを防いでくれる。

とうとう登場した新世代プロセッサ

 アップルが独自プロセッサ「M1チップ」を搭載したMacBook Airを発表したのは、2020年末のことだ。それから1年半がたった今、新世代の「M2チップ」は次世代の8コアCPUと最大10コアGPUを搭載して登場した。

 M2チップはCPUが18%、GPUが35%、Neural Engineが40%も高速になった。また50%高い100GB/sのメモリ帯域や、最大24GBというメモリ容量による足回りの改善も、パフォーマンスの向上に寄与している。

 M2チップの特徴はパフォーマンスだけでなく、高い電力効率のおかげで、M2搭載MacBook Airではファンレスの本体設計を実現している。また、最大18時間のビデオ再生も可能だ。

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