レゴで鋼製の棒をねじ切る!? ブロックを使ったさまざまな実験に挑むチャンネル

レゴの車で机の間を飛び越えろ!?

Making Lego Car CROSS Gaps

 せっかくなので、もうひとつ動画を紹介しよう。こちらは二つの机の間を渡り切る車をレゴで作るというシンプルなテーマ。レゴのキャタピラパーツもあり、これを使う方法もあるが、今回はタイヤを使用する制限ようだ。

 机間5cmからスタートし、タイヤの直径変更、増設、ギヤパーツを駆使した全輪駆動化などで机間15cmまで走破できるようになっていく。この時点で興味深いのが、タイヤ位置と重量バランスという付加物なしの調整でも最適化している段階があるところだ。できる限りコンパクト・スマートに車をつくろうとしているところが面白い。

 だが、20cmともなってくると全長を伸ばすこととなる。40cmだとフレームの底が机に当たってしまいタイヤが接地しない。フレームの「たわみ」が原因だと予想し強化版を作成、40cmをクリアする。そして60cm、どうやら先ほど出てきた重量バランスがポイントなようだ。

 そこで、なんと重量物であるバッテリーの移動システムを追加し、タイヤ位置の微調整も行う。これらにより渡るべき前の机にバッテリーを残し、前半分を渡らせ車が安定しているところで後にあるバッテリーを前方に移動、あとは後ろ半分を渡らせるといった感じである。机の間隔をさらに5cm離してみるとまたもや渡れなくなる。そこで移動可能な梁を増設。車両は軽量化のためか4輪となる。

 この梁は地面に下ろすことで車体を浮かせ、車体を梁上で移動させることが可能だ。これにより梁を机の谷にかけ、車体を浮かせて梁の上をスライドさせ見事クリアする。まるで車体が飛んでいるかのようだ! 机間75cmの場合も車両の全長を短くし、梁を軽量化することで重量バランスを取りクリア。梁を車両の衝突によって前進させてずらし、距離を稼いでいるのがユニークだ。

 このように、レゴを使うという制限のなか、工夫することで現状を打開する発想力がこのブロックおもちゃによって鍛えられるようだ。「BrickExperimentChannel」には、ほかにもレゴの可能性や発想力を活かした動画があるので是非チェックしてみてほしい。

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