フィッシャーズが地元・葛飾区の観光大使に任命 YouTuberによる町おこしは今後も加速?

YouTuberによる町おこし

とにかくお店にたくさんサインを書いてきたほうが勝ち!!サイン書き書きバトル!!!

 同じく、愛知県岡崎市で活動する人気YouTuberグループ・東海オンエアも、地元である岡崎の“観光伝道師”に任命されている。2016年より現在まで何年も継続して伝道師を務めており、それほどまでに地元の観光PRとしての効果を発揮しているようだ。

 動画内で企画を行った場所が“聖地”となっているのはもちろん。市も積極的にコラボを行なっており、等身大パネルやメンバーのマンホールが設置されていたり、街の公共物にサインが入っているなど、岡崎のいたる場所が東海オンエアの“聖地”となっている。

 人気YouTuberが動画内で地元のスポットを紹介することにより、若年層を中心に多くの視聴者やファンが“聖地巡礼”として、足を運ぶようになったのだ。これらが町おこしの一貫として、大きな経済効果を生み出していることから、YouTuberが起用されることが増えたのではないかと考える。

 また、YouTubeというプラットフォームは、どんな場所からでも世界に発信できるため、YouTuber自体が東京などの大都市での活動が必須ではなくなったことも大きいだろう。はじめしゃちょーが静岡に3億円の豪邸を建て活動していたり、ヒカルが地元である兵庫県姫路市を紹介したりなど、YouTuberにとっても、“地元”や“地方”が一つのコンテンツとして成立する時代が訪れている。観光大使となったフィッシャーズにも、葛飾区を大いに盛り上げていってほしいと思う。

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