ドラマ第2話『仮面を外して』のオーディションの結果、主演の座を勝ち獲ったのはしおん（鈴木志遠）×ゆうき（上大迫祐希）ペアだった。第1話で主演を獲ったゆあ（白石優愛）とみよし（橋下美好）もオーディションではしおんを指名していたのだが、澤田（育子）先生も言う通り、一番「台本部分からアドリブへの移行がスムーズ」で、流れが自然だったのはしおん×ゆうきペアであり、圧倒的にこの作品の世界観にマッチしていた。

　即興部分もありながら、あれだけラリーが続き息ぴったりなのが素晴らしく、思わず最後にしおんがハグをするくらい、知らず知らずのうちに2人の物語は出来上がっていた。この結果に、アドリブ部分に自分自身の想いを込めると意気込んでいたゆあは泣き出してしまう。ゆうきと演技をするしおんの姿を見て、自分の中に芽生えたしおんへの好意に気付かされたのだと言う。みよしも「しおんくんの気持ちが誰に向いてるかもわからないから」と不安を滲ませていた。