『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss me like a princess~』1話ーー20歳最年少のゆあ、色気のある演技力で主役を勝ち取りキスシーンを熱演

『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss me like a princess~』1話

恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss me like a princess~

 オーディション時も本番も、最年少メンバー・ゆあの空気を一気に作り上げる求心力が終始光っていた。“役”を与えられた瞬間により輝きを増す。冴えない女性社員・姫野役だがスタジオMC陣も漏らしていた通り、まず色気が溢れている。何を考えているのか掴みきれない不思議な魅力があり、普段と演技中のギャップも相まって、“もっともっと他にもいろんな表情を持っていそうだ”と思わず目を奪われる。これは早くもダークホースの予感しかしない。キスシーンの撮影前に「うまくいくかどうかはこっちに懸かってんじゃん」と緊張するしおんに、「大丈夫だよ、失敗してもいいよ。何回もできるじゃん」と声を掛けるあの受け答えもそうだが、空気を一気に変えたり自分に引き寄せる力をいかんなく感じさせる。

恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss me like a princess~

 副社長・王子役のしおんは長身にスーツがよく似合い、正に“王子様”役にピッタリだ。ゆあがペア決めの際に彼を指名した思惑通り、“まさか私がこの人と?!”というコントラストが上手く出ていた。

 「初日の段階では一番恋愛的じゃないと思ったのがゆあちゃん。(ペアを組んで)明らかに初日の段階より恋愛感情は芽生えていると思います」と話していたしおんだが、本番終了時点ではまだその感情は友達としてなのか、恋愛感情なのかわからないと話す。ゆあも、初日に「全く話が合わないと思って逆に気になった」としていたしおんに対する感情を聞かれた本番終了後、「まだしおんくんのことしか知らないから」と明言は避けた。キスシーンを撮り終え「カット」がかかるまでの間、目を開いて徐々に夢から醒め現実に引き戻されていく、魔法が解け役から抜けていくゆあ自身の解脱感も浮遊感もとても惹きつけられ、観ているこちらが何だかドキドキさせられた。

 今シーズンは主演以外にも様々な脇役が登場するようで、第1話の客演は矢野聖人だった。新ルール盛り沢山の今シーズンの始まりに胸の高まりを覚えずにはいられない。

【場面写真】『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss me like a princess~』1話ハイライト(全22枚)

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