2022.05.13 17:00

ウルトラマン俳優・小池亮介、包容力と男らしさを武器に恋愛番組に挑む　「素の自分を見せるのは不安だった」

文・取材＝ミクニシオリ、写真＝池村隆司

　ABEMAの『恋愛ドラマな恋がしたい』のシーズン9、『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss me like a princess~』（以下、『ドラ恋』）が、5月15日より放送開始となる。

　“恋愛ドラマの共演をきっかけに恋は生まれるのか？”をテーマに、若手俳優たちが毎話キスシーンのある恋愛ドラマを演じながら、その恋愛模様も追いかけていく『ドラ恋』。シリーズ9作目となる今回のドラマのテーマは、現代版おとぎ話。原案を一般公募し、脚本家の鈴木おさむが脚本化した。出演者に課されるミッションも一新され、めくるめく恋模様も加速していきそう。

　リアルサウンドテックでは、シーズン9出演全メンバーにインタビュー。今回話を聞いたのは、男性メンバーの中では最も芸歴の長い小池亮介。男性メンバーから「兄貴」という愛称で呼ばれ、頼りがいのあるお兄さんキャラとして慕われていたという小池は、男らしさと包容力、そして芝居経験を武器に、新境地の恋愛番組に挑んだ。（ミクニシオリ）

【記事の最後にサイン入りチェキのプレゼントあり】

【撮り下ろし写真】小池亮介

『ABEMA』総力特集　人気作品の裏側に迫るインタビュー＆コラム

――小池さんは男性メンバーの中で最も演技のキャリアが長いと思うのですが、どんな思いで『ドラ恋』に参加されたのでしょうか。

小池亮介（以下、小池）：最初は、恋愛番組の経験がなかったので、「ちょっとやってみようかな」くらいの軽い気持ちで、そこまで強い思いはありませんでした。でも、撮影が近づくにつれて「自分の素顔」を見せることが不安になってきて。芝居に関しては長くやってきているけど、素の自分は果たして魅力的なのかな……と自信がなくなってきたんです。

――素のリアルな自分を撮影されることに、不安があったと。

小池：そうですね。自分はもともとちょっと考え方が古風というか、あまりキラキラしているタイプではないので、モテないんじゃないかなと思って（笑）。というか、そもそもモテたいという気持ちもあまりないんですよね。かっこよく見せようとも思わないし、ダサくてもいいじゃんと思っちゃう。

――役者として長い経験があるからこそ、リアリティに不安を感じたのかもしれませんね。撮影では努力されたことも多かったですか？

小池：芝居や演技の面では自信を持って取り組めたと思うんですが、普段の自分がどんな風に映っているのかは、最初はやっぱり意識しちゃいましたね。でも、まずはみんなと仲良くなろうとすることもがんばったかな。もともと子役時代から劇団に入っていて、泊まり込みで稽古したりもしていたし、集団行動は得意な方なんです。

――周りの人との接し方で恋に落ちる人もいますから、対人関係が得意なことは、一つ長所になりそうですね。

小池：でも、『ドラ恋』ではやっぱり自分の恋愛感情をいかに演技に反映させるかが重要だと思うんですよね。僕は役に入り込むのはあまり得意じゃない方なんですが、役者経験が長いからこそ、演技として「好き」を伝えることは、できると思うんです。だからこそ、自分の気持ちを大事にしたいなとは思っていました。

――これまで、どんな人を好きになってきたことが多かったですか？

小池：タイプでいうと、天然でかわいい子が好きなんですよね。でも、あまり自分の好みを言語化するのは得意じゃないかも。今まで好きになってきた子がたまたまそういう子だっただけだと思っているので。

　あとは、ギャップにはけっこう弱いのかな。普段おっとりしている子が、仕事中とかに真剣な表情をしているのを見ると、グッときちゃうことがあります。

――では、『ドラ恋』の現場は最高の恋愛シチュエーションですね。練習中に自ずと、真剣な表情も見えますし。

小池：そうですね。僕は恋愛では積極的な方なので、いいと思ったらグイグイいくタイプですし、撮影でも自分らしくいけたんじゃないかなと。

――アタックする時、自分に自信が持てなくなる時などはありませんでしたか？

小池：自信があるかどうかって、僕にとってはあんまり関係ないんですよね。待ってても仕方ないのでいくしかないじゃないですか。

――自分の気持ちに素直に行動されているのですね。

小池：自信のあるなしに関係なく、「好きなら行くしかないっしょ」とは思っていますね。

――ちなみに恋愛で多かった失敗などはありますか？

小池：うーん……よく、第一印象ではしっかりしてそうと言われるんですけど、付き合い始めると甘えん坊で、ギャップがあることとかですかね。あとけっこう鈍感なタイプなので、女の子が何をしてほしいのかとか、どういう言葉をかけてほしそうとかが読み取れなくて。あの時こうしておけばよかったのかなって、後悔したことも多かったかもしれません。