「ぽんぽこ24」開催とMori Calliopeのメジャーデビュー 大きな動きが続いたVTuberシーンに、メタバース界隈が学べること

VTuberシーンにメタバース界隈が学べること

 世界最大のVRイベント『バーチャルマーケット2022』の開催も正式に発表された。同イベントでは前回より、企業出展ワールドは「パラリアル」をコンセプトに掲げ、現実の都市をデジタル空間として再構築したワールドが制作されている。今回選出されたのは、大阪とニューヨーク。特に、いまメタバース化が各所で相次ぐ大阪が選出されたのは、単なる偶然ではないだろう。2025年に迫る大阪万博に備え、「メタバースの大阪」は今後も増え続けることが予測される。ただし大事なのは「そこでなにができるか」である。実績のあるVRイベントの企業出展エリアとして、「バーチャルマーケット」が送り出す「メタバースの大阪」の姿がどうなるか、心待ちにしたいところだ。

 メタバースをめぐっては、ブームの加熱も相まって、定義論争やポジショントーク合戦が各所で相次いでいる。その本質は、「コンテンツを追うだけで精一杯」という状況に至れていない人が少なくないこともあるだろう。こうした現象はVTuber界隈でもたびたび起きてきた。そして、業界全体が大きく動き出し、エンドユーザーがいい意味で忙しくなれば、自然と収まるものだったりする。実際、メタバース界隈でも最前線に立っているプレイヤーは、コンスタントに活動を続け、発信している。

 なにごとも、具体的なアクションを続けるのが肝心である。とはいえ、行動し続けるには体力とカロリーが必要だ。少し疲れたのならば、鳩しかいないメタバース「ハトバース」で羽休めしてみるのはいかがだろうか。なかばジョークめいたメタバースだが、こうした「世界」がフランクに出てくる状況こそ、活気がある証左といえるだろう。

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