連載「十束おとはの『テック・ファウンダー』」第2回:『ELDEN RING』
フロム社が積み上げてきたソウルシリーズの集大成に感激 十束おとはの『エルデンリング』評
すっかりあたたかくなってきました。みなさま、お元気ですか? わたしは花粉症と日々闘っています。
フィロソファーのダンス/魚群所属の十束おとはです。
さて、連載2回目! 今回も最近プレイして面白かったあのゲームについて、熱く語っていきたいと思います。
その前に。先日発表がありましたが、11月をもちまして、所属していたグループ・フィロソフィーのダンスを卒業いたします。3年前から考えていたことで、突如決めたわけではないのですが、皆さんの目には突然このニュースが入ってくるわけで。みんなをびっくりさせたり、悲しませてしまったりしているなと申し訳ない気持ちです。 あと数ヶ月、しっかりとありがとうの気持ちをライブや日々の活動でお伝えしていきます!
詳しいインタビューが掲載されておりますので、ご興味ある方はぜひ読んでみてください。
そして、公式のコメントにも記載しましたが、卒業後はeスポーツやゲームの分野で働きたいなと思っております。ゲーム分野で行ってきたいままでのような活動は継続しつつも、裏方としても働きたいなと考えています。この辺のお話もじっくりするべきなのかなと思うのですが、まだ就活をしていないのと、まずはアイドルとして1日1日を大切に駆け抜けたいなという気持ちがあるので、これくらいにしておきます。
さて、今回は発売を楽しみにしていた『ELDEN RING』について書いていきます。
本作は、本格的なダークファンタジーの世界を舞台にしたアクションRPGタイトル。 広大なフィールドとダンジョン探索による未知の発見。立ちはだかる困難と、それを乗り越えた時の達成感。
そして、登場人物たちの思惑が交錯する群像劇をお楽しみいただけます。 (Steamより引用)
3Dアクションゲームの名家、フロム・ソフトウェアが送るアクションRPGの最新作です。
フロム・ソフトウェアといえば「ソウル」シリーズ。重厚で考察しがいのある世界観と、思わず頭を抱えてしまうほどの難易度を特徴としたアクションRPGゲームシリーズで、 2009年の初代『Demon's Souls』発売以降、時を経るごとにファンを増やし続けてい ます。
もちろん、わたしもそのひとり。
2019年に発売した前作『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』も話題となりましたよね。
「気になってるけど、難しいんでしょう? わたし、ゲーマーじゃないからなぁ……」 「長く続いてるシリーズものをいまさら始めるのもな〜……」 と思っているそこのあなた!!!
本作『ELDEN RING』は、そんな貴公にもおすすめしたい一作となっております。
ゲームプレイ
まずは素性を選択します。
斧を振り回す「勇者」、魔法を使える「星見」、刀を携える「侍」、裸に棍棒一本の「素寒貧」など、種類は様々です。
気になったものを選んで問題ありません。
私は“力こそパワー”なので「放浪騎士」にしました。
その後、キャラクリエイトで、自分の好きな見た目のキャラクターを作成していきます。 私は“イケオジ”を目指して作ってみました。こんな感じです。
ゲームは三人称見下ろし視点でキャラクターを操作することで進んでいきます。 3D酔いしづらいですし、基本操作は全てチュートリアルで教えてくれるので初めての方も安心です。
なお、チュートリアルではよぼよぼのミイラみたいな方々を倒すことになりますが、決してここで安心しないでください。そこから先はいばらの道なので。
ちなみに、"褪せ人"である主人公は、何度死んでしまってもその度に蘇ります。つまり失敗してしまってもすぐ近くの拠点(祝福といいます)からやり直せるので、伸び伸びとプレイすることが可能となっています。
キャンプみたいでほっこりしますね。
チュートリアルを終えると、とても綺麗で幻想的な世界に放り出されます。 光の描写がとても素敵で感動しました。 綺麗だし、ここに住みたいな……。
さて、これ以降、簡単な道標はあるものの、基本的にはどこへ行こうが何をしようが自由になります。
そう、この作品は“オープンワールド”なんです……!
過去シリーズはハイクオリティな一本道を突き進む形でしたが、本作ではその一本道を自分で作る形となりました。
つまり、詰んでしまっても別のルートを探すことができます。
いままでは人間性をすり減らしながら繰り返し挑むしか選択肢はありませんでしたが、 本作では「ここは後回しにしてあっち行ってみよ〜」ということが可能なんです。 これが想像以上に快適で、シリーズ初めての方もそこまで苦がなく進められるかと思います。
マップの気になるところにピンを立てて、そちらへ向かったりとか。もちろんファストトラベルも可能です!
そして、トレーラーでも話題になっていましたが、本作では乗馬して世界を駆け巡ったり、そのまま敵と戦うこともできます!
徒歩の時と比べると小回りは利きませんが、爽快感が段違い。もちろん乗馬できるのは敵も同じで、時には本当の騎馬戦が行われることもあります。胸熱。
なんと、今作では野生動物の狩猟や採集で集めた素材を使ってのアイテムクラフトなんかもできちゃいます! なんてこった……!
本作のヤギはなぜか転がって逃げます。車輪骸骨……? 知らない方ですね……。
コウモリに遭遇。あまりの迫力にドラゴンかと思いました。
と、新要素を中心にご紹介させていただきましたが、ここからは過去シリーズから受け継いでいる部分を紹介。
ソウルシリーズと言えば歯ごたえのあるボス戦ですが、本作でもそれは健在。 大概のボスの攻撃は動作が早く、範囲が広く、避けたり防御するのが難しいです。
そしてかすっただけで大ダメージ。主人公のHPが半分なくなります。 そんなボスの攻撃を必死にかいくぐり、決死の思いで放った主人公の攻撃1回につき、ボスのHPがほんの少し、ちまっと、蚊に刺されましたか? というくらい減ります。 あまりの理不尽さに叫びたくなりますが、そういうゲームなのです。
ではどうやって勝つのか。