NFTで約1500万売り上げ、自宅の差し押さえを回避 アトランタのカップルが起こした奇跡とは

NFTで約1500万売り上げ、差し押さえを回避

 アトランタで暮らすカップル、Thorne MelcherとMandy Musselwhite。2019年に30万ドルで家を購入し、アヒルやガチョウ、その他の動物たちとともに生活していたが、その年の2月、ソフトウェアエンジニアだったMelcherは解雇されてしまった。

 それ以来、Musselwhiteのアートを売って稼いだお金で暮らしていたが、住宅ローンの返済と2人分の生活費にははるか足りず、2022年1月19日時点で共有の銀行口座にはわずか1ドルしかなかったという。ローンの返済も当然のことながら滞っており、差し押さえを回避するには35,000ドルが必要だった。

"Dastardly Ducks"

 カップルは、どうにかしてこの家を守るために、NFTコレクションを開始することに。Musselwhiteは、彼女のデザインスキルを使用して、アヒルをテーマにしたアートワーク"Dastardly Ducks"を作成。Melcherは、Solidityプログラミングを使用して、10,000点におよぶ彼女のアートワークをイーサリアムでNFT可した。当時、夫婦はNFTの取り引きに必要なスマートコントラクトフィーさえ持ち合わせていなかったが、友人に借りてようやく工面したのだという。

 カップルの窮状を知っていた暗号通貨コミュニティの人々が、コレクションについて広めてくれたこともあり、2021年4月にリリースされたDastardly Ducksは、わずか6時間で、10,000のNFT作品すべてが完売。売り上げの合計額は120,000ドルにのぼった。

 翌日、2人は住宅会社に住宅ローンと返済の遅延分を合わせた40,000ドルを返済。現在も同じアトランタの家で暮らしている。自宅兼スタジオをsmol-farmと呼び、フルタイムのNFTクリエーターとして働いている。"Dastardly Ducks"の収益により、農場でより多くの動物をサポートし、それが彼女のアートワークにも生かされているそうだ。「NFTを始める以前は、お金のために描きたくないものをたくさん描いてきました。毎日休まず働いて、年間約2万ドルくらいにしかならなかった。NFTのおかげで、他の人のためではなく、自分が描きたいものを描いて、それで金銭的にも安心が得られるようになったと思います。クリエイティビティの面で、自由度がずっと増しています」と、Musselwhiteはインタビューで述べている。

 最近、2人は人気番組『アイアンシェフ』とともにチャリティ目的の新たなNFTプロジェクト"yokitty"を始動したという。その収益は戦争の被害を受けたウクライナ人を支援するために使用されるとのことだ。

(source)https://nftnow.com/culture/how-a-couple-made-120000-on-nfts-and-saved-their-home-from-foreclosure/

(画像=https://opensea.io/collection/dastardly-ducks)

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