650万円をかけ5年前の動画をリメイク 古き良きスタイルを貫き成長を続ける東海オンエア
「自らのスタイル」と「最新のトレンド」をハイブリッドし成長を続ける
東海オンエアはYouTuber戦国時代と呼ばれる現代において8年間人気を維持し、2021年の急上昇ランキングに載った動画は189本と圧巻の数字を記録した。そんな圧倒的な人気を誇る東海オンエアも、自分たちの信念を持ちつつ、しっかりとトレンドを抑えている。
新世代YouTuberというジャンルの誕生を皮切りに、2021年は若い世代のグループYouTuberが大躍進を遂げた。その多くは「視聴者を楽しませたい」「トレンドを取り入れる」など様々な戦略が見られる。しかし一方の東海オンエアは一貫して「自分たちが楽しいと思うものを見てもらう」スタンスを変えない。
ただしYouTube業界のトレンドを自分たちのスタイルに合うように取り入れ、理想的なハイブリッドを実現している。動画規模の大型化、有料メンバーシップの導入など、時代とともに主流となるスタイルは変化を続ける。リーダーのてつや自身は「新しいものは苦手」と語るものの、業界のトレンドは逃さない。
中京テレビとの大型企画やメンバーシップを開始した当初は視聴者から、「いつもの東海オンエアじゃない」「昔のほうが良かった」という声も多く寄せられていた。ただそれでもトレンドを取り入れつつ、内容の軸は自分たちが楽しいことを貫き、今となっては視聴者からも楽しみな企画として支持を集めている。
東海オンエアの頭脳・虫眼鏡も他のYouTuberの実力を認めつつ、その上で「再生回数を気にしない」東海オンエアのスタイルを貫く意志を語っている。結果的に「企画が面白そうだから見たい」ではなく「東海オンエアがやるから見たい」といったファンが周りを固めている。リーダーのてつやが8年間守っているものを、5人のメンバーで体現していく様子が古参ファンに届いてるからこそ、新しい取り組みも受け入れられていくのだろう。