千原ジュニア、50年以上前のロレックスを修理 半年をまたぐ大型企画に

 千原ジュニアが、年代物のロレックスを修理する動画を公開した。

50年前のロレックスを発見!

 2月10日に「50年前のロレックスを発見!」と題して公開した動画でジュニアは、先日、30年以上使用しているカバンの中から、吉本芸人が集まる大阪の居酒屋「たこしげ」のマスターに昔譲り受けたという、1970年製と思われるロレックスの懐中時計を発見したと説明した。時計は既に動かなくなっており、ジュニアは「これを直してもらおうかな」と言い、宝石・貴金属・時計の修理や販売などを行う「はらじゅく時計宝石修理研究所」へと向かった。ちなみに本動画の撮影時期は2021年7月とのこと。動画公開日の約7か月前という事実に、長期プロジェクトの予感を漂わせる。

 50年前に製造されたとされる時計のため、その日のうちに修理完了…というわけにはいかない。いったん状態を見定めるべく店舗に預けることになり、見積もり書が届けられたのは約1か月後となった。その書簡を見てジュニアは驚愕する。「機械油汚れのためオーバーホールが必要」「天真摩耗のために別作が必要」「ヒゲゼンマイの変形もみられるため調整が必要」などと事細かに修理すべき箇所が列記されたうえで、修理代税込が「19万8000円」となっていた。思った以上の高額にジュニアは「ええ時計の値段やで!なかなかやで!J-SHOCKやわ(笑)」と目を丸くした。

 見積書を確認する前に「めちゃくちゃ(修理費)が高かったら直さへんで」と宣言していたジュニアは、約20万円の大金を、使用予定のない古びた時計のリペアに充てることを躊躇した。とはいえ、この19万8000円でさえ、特別価格でのサービスだという。さらに、ここまで仔細に調べてくれた恩義もある。ということで、ジュニアは「いこか」と修理を決意したのだった。

修理したロレックスの正体判明!

 その後、数か月をかけてリペアは完了。企画始動時は薄いポロシャツ一枚だったジュニアも、時計を受け取りにくる頃にはファーフード付きの冬用コートに衣替えしていた。時計との久しぶりの対面を前に「なんかドキドキするね」とジュニア。そして、再び針を刻みだした文字盤を確認すると、「うわ~、すごい!刻んでる!」と感嘆した。

 最後には衝撃の事実が発覚する。修理に携わったスタッフによると、このロレックスは1970年製ではなく、なんと1920年代に製造されたものである可能性が高いというのだ。100年近く前のシロモノだったと知り、ジュニアは「えー!すげー!」と思わず叫び、「間違いなく俺の所持品の中で一番古いし、一番高価かも」と興奮を隠しきれなかった。ビンテージカー収集癖のあるこの男からしたら、うれしすぎる誤算になったというわけだ。数か月にも及んだ今回のプロジェクト。ラストに待っていた素敵なサプライズにジュニアは「心の秒針も動きました」と微笑み、企画を締めくくっていた。

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