『FINAL FANTASY VII』25周年。当時のキャッチコピーに隠された意味とは
当時としては高水準だったグラフィックも見どころ
『FINAL FANTASY VII』は、当時としては画期的なグラフィックスを誇っていた。本作では3Dグラフィックスが導入されているが、これは当時の家庭用ゲームとしてはほぼ前例がなかった。特に戦闘中のグラフィックスやプリレンダムービーには目を見張るものがある。
ただ、フィールド移動中はキャラクターのポリゴンが粗く、背景のプリレンダCGが美麗であるだけに違和感を覚えやすいのも確かだ。また、背景が一枚絵であるため、どこを移動できるのかわかりづらく、操作キャラクターがどこにいるか見失いやすいという一面もあった。
いまになってみればグラフィックスやバトルにおいては、ややちぐはぐとした印象を覚えるゲームではある。しかしながら、やはり本作のストーリーはきわめて秀逸で、いまなお色褪せていないと感じる。絶妙な伏線を張り、徐々に真実が明かされていくストーリーライン、クラウドが自己を取り戻すカタルシスは、今なお『FF』史上最高傑作といっても過言ではないだろう。
なお、『FINAL FANTASY VII REMAKE』では、原作からストーリーが変わる可能性も示唆されていた。リメイクの続編がいつ出るかはまだ未定だが、この機会にもう一度PS版『FINAL FANTASY VII』を遊び、ストーリーを追体験してみてはいかがだろうか。
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