『今日好き 蜜柑編』2話ーーまやと×ゆな×ゆあは複雑な三角関係に……“ある事件”で一層気まずく?
まやとが“お肉事件”を回避するために必要だった行動とは? 4項目をリストアップ
まやとが失ったのは、ゆなからの信頼だけではない。ゆあからの誘いで翌朝に2ショットをした際、彼女はご立腹な様子。それもそのはず。あれだけ自分を好いておきながら、昨晩まったく声を掛けてこないのだから。そんな彼女に好きだと伝えても、「なんかね。あんま伝わらんのね、本当に想ってるのかな?って」「朝顔編の時の方がまやとくはん男らしかった。なんかいま、男らしくないぞ!」と、痛烈なパンチラインで跳ね返ってくるばかり。ゆあはそこから、まやとがこの後にどうするべきか、正しい道を提示する。まさに“まやと更生プログラム”。彼はここから、本当にゆあとのカップル成立を目指せるのか?
一体、まやとはどのような手順を踏んでいれば、この“お肉事件”の引き金を引かずに、ゆなからゆあへのアプローチのシフトを、あくまでも穏便に済ませることができたのか。ここまでを総括して、本来はクリアすべきだった事項、あるいは必要だった要素をリストアップしてみた。
① ゆなと一緒に焼肉、または他男子と調理を共にし、肉の焼き方を学んで彼女に振る舞う
② ゆあ登場後、男子全員で彼女分を調理しようと、わざとらしくなく誘うパリピ的思考
③ 誰よりも先にゆあと2ショットに。その際にはゆなにも気を遣った一言を添える
④ ゆなとしっかり話し合う時間を設ける(そして、その時間を設ける旨を事前に伝える)
自分の意中の相手がサプライズで登場すれば、歓喜するのは誰しもがそうだろう。だが、大切なのはその直後の振る舞い方。これは何も『今日好き』に限った話ではない。自分が幸せを享受するあまり、知らないうちに誰かを傷つけている話なんていくらでもある。もしハッピーな出来事があっても、なんとか平静を装う必要があるタイミングが訪れたならば、ぜひ今回の“お肉事件”を思い出してみてほしい。“お肉事件”とは、他山の石である。