フィッシャーズ・シルク、平成フラミンゴが個人チャンネル開設 高まる「個チャン」需要
今月6日にフィッシャーズのシルクロード、平成フラミンゴのNICOとRIHOが、それぞれ個人チャンネルを開設した。人気YouTuberたちの満を持してのソロ始動に、YouTube急上昇でも続々とランクイン。平成フラミンゴにいたっては、コンビ揃って1位と2位を独占した。
最近では、グループのメインチャンネルだけではなく、個人チャネルを立ち上げるYouTuberが多く存在する。今回はその高まる“個チャン”需要と、その魅力をお伝えしたい。
「個人のコアな部分を届けたい」
まず、急上昇1位2位を独占した平成フラミンゴのチャンネルについてだ。平成フラミンゴといえば、小学校からの同級生である二人の気心知れたノリや会話が人気を博すコンビ。今回、個人チャンネル開設に至ったのは「メインチャンネルではできない、個人のコアな部分をお届けしたい」との願いを持ってのことだった。
NICOが開設した『にこちゃん放送局』の記念すべき第1本目は、YouTuberきりたんぽから貰った蟹を捌くといった動画だ。料理動画かと思いきや、部屋着で大きな蟹を鍋で丸ごと茹でながら、視聴者の質問に答えていくメインチャンネルにも通ずるラフなものだ。調味料を目分量でどんどん放り込んでいく様子や、硬い甲羅を包丁で格闘していく様子など、NICOの達者なトークも相まって、つい見てしまう面白さがあった。
対して、一人で撮ることがあまり得意ではないというRIHOの『リンリン共和国』でも、第1本目に質問コーナーを展開した。一人二役の勢いで喋り続けるNICOとは対照的に、視聴者からの真面目な質問にも落ち着いて答えるRIHO。自分の気持ちを交えながら答える様子には、真面目な一面を持つRIHOの性格が反映されていたように思う。二人の願い通り、それぞれが持つ性格やパーソナルな部分がしっかりと写し出されたチャンネルとなっているのではないだろうか。
また、フィッシャーズのシルクロードはその名も『ロードシルク』といったチャンネルを始動。「今までフィッシャーズを知らなかった人にも、シルクロードという存在を知ってもらえたら嬉しい」ということで始めたようだ。
実はこのチャンネル、2012年には開設されており、動画が上がっていない状態にも関わらず約9万人の登録者を保持していた(現在は21.6万人)。今回数年の時を経ての始動となる。こだわりが強く、多数の趣味を持つシルクロードらしく、このチャンネルでは、フィッシャーズでは扱ってこなかった“趣味”にスポットを当てていくようだ。好きなことであれば延々と話せるというシルクロードは今後、音楽や漫画、ゲーム、お酒、アート、ファッション、筋トレ、爬虫類の飼育など、もうすでに幅広いトピックをピックアップしていた。裏付けるように撮影部屋には、ギターやフィギュア、レコードなども多数置いてあり、今後に期待できそうだ。