『今日好き 花梨編』5話ーーまやとの“絶対に聞きたくない言葉”でゆな困惑……明かされた心の引っ掛かりとは?
いさが「寝ながら作った」内職ムービーで最後の反撃に?
いよいよ最終日を迎えた『花梨編』の旅。まずは恒例となった“思い出ムービー”の上映会で幕を開けたのだが、あさと(小野朝郷)がなにやら愚痴をこぼしている。どうやら、昨晩の動画編集を一緒に楽しみたかったようだが、他の男子が早々に寝ていたことに鬱憤が溜まっているそうだ。
また、肝心の上映会中にも心ここに在らずな男子が。彼はなにやら、自身の右後ろを何度も気にしているようだ。すると上映会の終わり際、全体LINEに通知が届く。前述の気になる挙動は、LINEの送信タイミングを伺っていたのだろう。
ここで全員に共有されたのは、これから目の前の大画面でも流されるもの。いさ(北本要世)からゆな(水戸由菜)に宛てられた、一世一代の公開告白ムービーだった。ところで、これを作ったのは昨晩とのことだが、あさとを含む男子全員に隠れて内職をしていたのか。特に追求する気はないが、さすがに「寝ながら作った」という弁解は無理があるあたり、筆者があさとであればブチギレ寸前の案件。それを物言わずに閉まっておいたのもあさとの優しさであり、背水の陣ないさの本気を察したからだろう。
さらに、いさはこの場で想いを伝え切ったことで、この後のアピールタイムには登場しないとのこと。去り際までイケメンなわけだが、おそらくゆなをこれ以上に悩ませない、困らせないためにも、この場を含めてサクサクと切り上げたのだろう。
まやと、絶対に聞きたくない“ある接続詞”をついに……
“最後のアピールタイム”だが、今回は女子が男子を指名する形に。すでにこの場からは去っているのだが、いさはこの情報を知り得なかったあたり、先ほどキモチを伝えられた点で、偶然の賜物を得ていたようだ。そして従来からの変更点が1点。今回はなんと、誘う側が指名できる相手が、1名のみに限られるというのだ。もうほとんど、中間告白、それ以上に逆告白のようなイベントと化している。
とその前に、このギリギリのタイミングで挟まれた、まやと(中里真哉斗)×ゆなの2ショット。まやとの言葉は「この旅を通して、いちばん自分のキモチがあるのはゆななんだ“けど”」という、この番組で最も聞きたくない接続詞ランキング 堂々の第1位から始まる。その要旨は、かつて『朝顔編』で旅を共にした、ゆあ(上ノ堀結愛)への想いがいつまでも心に引っ掛かり続けているというものだった。
彼の言葉を借りれば、最終日を迎えての「身勝手」な発言だろう。ゆなもこの後、自身の想いがゆあの存在を越えられていないと危惧をする羽目になった。ゆなにとって、最大の不安材料を解消したくとも、その相手はこの場にいない。そんなモヤモヤを抱えながらも一旦は端に置き、「それを聴いても、いさくんが私のためだけに動画を作ってみんなの前で観せてくれても、キモチは変わらない」と優しく受け止めたあたり、一歳上のまやととの年齢差以上にどこまでも大人だ。
かろうじてポジティブに受け取るならば、こうした口にしづらい悩みを相談できる関係性は、今後のお付き合いを長続きさせる上で、最も重要なこと。カップル成立の一歩先まで見据えた課題解決に向けて、どこを落としどころとするのだろうか(これでもし付き合ったとして、まやとがゆなをフったら許さないが……)。