『今日好き 花梨編』2話ーーいさVSまやとのバトルが加速。ゆなが心惹かれたのは?

『今日好き 花梨編』2話

“友だち以上 恋人未満”の関係性を受け入れられるかが鍵に?

 『今日好き』初となる2つの恋物語も本格的に交差。『花梨編』に参加する継続組6名と新規組3名の全メンバーがついに集結した。すると夕食時には早速、継続×新規での2ショットが。上々な滑り出しを見せたのが、れん(岡田蓮)×みみ(黒沢実未)。お互いに第一印象で気になった相手同士な上に、みみはれんと一緒だと落ち着くと太鼓判。“地獄のリムジン”で消耗しきったれんの顔色にも血色が戻る。

 また、らん(八瀬尾蘭)が自身のタイプである塩顔高身長男子こと、あさと(小野朝郷)と念願の初接近。隣に座っただけで瞳がうるうるしている。が、あさとは現在、もえ(佐藤萌)とゆな(水戸由菜)が気になるらしい。今回のあさとは、俯瞰の人。メンバー全員と幅広くやりとりしようと落ち着きを払っており、それが大人っぽさを引き立てる。ここは、らんがどんな突破口を見つけるかが鍵だろう。

 初日の大半を継続・新規のグループ別行動で消化した今回の旅。もし気になる相手が自分と同じグループでなければ、まだ出会ってもいないにも関わらず、残された時間は実質、1泊2日だけ。時間の猶予はない。だからこそ、これまで以上に鋭い判断力が物を言う。大切なのは、意中の相手と自分自身の想い、そして2人の前にある(かもしれない)未来を信じられるか。スタジオの井上裕介(NON STYLE)が毎度のごとく口にしているが、“友だち以上 恋人未満”の関係性でも構わない。何も考えず、楽しい方へと飛び込めるか。この部分をどれだけ許容できるかが、今回の旅の見どころといえる。

ゆな、今回の旅でも“言葉の魔術師”に

 そんな彼らの裏で、とあるバトルの火蓋はもう切って落とされていた。まやと(中里真哉斗)×ゆな×いさ(北本要世)の“弱火”な三角関係。夕食時には、いさが前回の旅での後悔から、ゆなと「やり直したい」と求め、第三者的な立ち位置からまやとがその話に聞き耳を立てる。まるで復縁話。ここは土曜日の昼下がりのカフェか?

 だが、今回のまやとは手強い。すぐさま、ゆなを2ショットに誘い出すと、彼女の本心を尋ねる。ゆなはこの日の朝に彼から贈られたお揃いのブレスレットを誇らしげに夜空にかざしつつ、それが普段はセーターの袖で隠れてしまうことに一言。「本当は“みんなにバレてほしいな”って思うけど」。

 前回の『秋桜編』でも唸らせられたが、ゆなは本当に言葉のプロだ。気になるという想いを伝えるのに、どれだけ具体的、かつ他メンバーと異なる言葉選びをできるか。周囲への匂わせたい好奇心をくすぐりつつ、少し遠回しな表現をするあたり、なんてリリシスト寄りな高校生なんだろう。こうした場面での月並みな言い方の評価だが、末恐ろしい。

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