『ドラ恋~Kissing the tears away~』“初めて”同士のペア、ベッドシーンで急接近
第5話を観て推しメンが増えた(変わった)視聴者も少なくないのではないだろうか。ドラマ第3話「インスタには載せられない夜」の主演を勝ち取ったのは、けん(島津見)×アユリ(吉永アユリ)ペアだ。
そもそも、けんがペア決めでアユリのことを指名したのは誰しもが意外に思ったことだろう。これまでの流れでは何となくアミリア(夏目アミリア)を意識しているように見えたが、彼が気になる相手はアユリだったようだ。「(もし女子メンバーからの指名だったら)アユリが違う人を指名するのはわかってるが、正々堂々矢印をこっちに向かせたい」というコメントにも、彼の本気度が窺い知れた。
過去2回のオーディションでは澤田(育子)先生から、台詞の間合いが単調で一本調子だと指摘され、悔し涙を浮かべていた演技未経験者のけん。しかし今回目まぐるしい成長を目の当たりにできた。オーディションでは澤田先生もその変化感に触れ「けんさんがアユリさんのことを信用して演ってるのが伝わってきた。アユリさんもけんさんから出てくるものを素直に受けて、2人のリズムとグルーブがとっても良い形で上がっていくのを感じた」と講評。さぞかしけんにとっては込み上げてくるものがあっただろう。
初めてのドラマ撮影の現場に入るけんと、これが初のベッドシーンになるアユリ。初舞台にして相当の大舞台だ。しかし「ベッドシーンがあるのはハードルが高いし、相手に身体を預けることに対する信頼が必要だと思うので、こっちの誠意を見せたいです。もちろん『気になってるよ』ということを演技であれ言葉であれ伝えたいです」と、すぐにアユリ側のフォローに気持ちが向けられるけん。。自分のことでいっぱいっぱいになってもおかしくないし、実際不安もあっただろう。それでも、これが言葉だけの上滑りに終わらず、さらにリードしたいという気持ちだけが空回りすることもなく、可愛げも持ち合わせている彼はとても素敵で、絶妙なバランス感覚を兼ね備えている人柄を感じた。