第3世代AirPodsがノイキャンを搭載しない理由 狙いは「空間オーディオ」の普及か
Appleは空間オーディオの普及にかなり力を入れており、Apple純正の音楽制作ソフト「Logic Pro」には、空間オーディオに対応した楽曲を製作できるアップデートが実施された。また、macOS 12 MontereyではAppleシリコン搭載のMacでも空間オーディオが利用できるとしている。M1、M1 Pro、M1 Maxなどの最新チップを搭載したMacであれば、イヤホンやヘッドホンなしに空間オーディオを体験できるのだ。
このような、次世代のリスニング体験を多くのユーザーに味わってもらうには、再生するデバイスの普及は不可欠。AirPods(第3世代)は、これまで空間オーディオ体験の最有力デバイスであったAirPods Proよりも、さらに手に入りやすい普及モデルとして位置づけられるだろう。
改めてAirPods(第3世代)のターゲットをおさらいすると、空間オーディオを手頃な価格で味わいたいユーザーが選ぶべきモデルだ。空間オーディオが不要なら第2世代を、空間オーディオだけでなくノイズキャンセリングも求めるならAirPods Proが選択肢となる。空間オーディオはApple TVやNetflixの一部コンテンツにも対応しているので、音楽だけでなく映画などをリッチに味わいたい場合も、AirPods(第3世代)を検討して良いだろう。
(画像=Appleより)
(Source)
https://www.apple.com/jp/airpods-3rd-generation/
https://www.apple.com/jp/airpods-2nd-generation/compare/