『神椿市建設中。』いよいよ終局へ ゲーム内ゲームやDiscord環境など、物語とユーザーの共創が織りなす変化

『神椿市建設中。』終局前の変化に注目

 クリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」が手掛ける1ヵ月限定の共創型コミュニティアドベンチャー『神椿市建設中。』の魅力を追う全4回のコラムは第3回。今回はいよいよ3週目を終え、ラストに向けて進みつつある今ならではの魅力をまとめてみたい。

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 まず印象的なのは、『神椿市建設中。』で楽しめる要素の「日常化」だろう。参加者が公式Discordサーバーでコミュニケーションを取り、協力しながらブラウザゲーム形式の『Q』を解決し、その答え合わせを生放送番組『神椿市建設中。都市開発通信』で行なうという一連のサイクルはすっかり浸透した印象で、現在では『神椿市建設中。都市開発通信』で次の『Q』にまつわるヒントが出されることもあるなど、それぞれの要素がより密接に連携しあっている。

 また、時おりV.W.P(花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜)の面々がDiscordサーバーに登場することも日常化していて、ユーザーだけでなく、KAMITSUBAKI STUDIOの面々とも一緒に『Q』を解いていくような感覚が生まれているのも印象深い。プロジェクトの最中にKAMITSUBAKI STUDIOの2周年、花譜の3周年、理芽の2周年など、所属メンバーの様々な記念日やライブなどを迎え、リスナー同士の一体感を感じる瞬間も多々あった。

 加えて、テーマごとに情報がまとまった公式Discordサーバーのログにまつわる変化も起きている。不特定多数が集まるプロジェクトの性質上、当初は情報を整理/整頓するルールも手探りだった。しかし、日々『Q』を解く中でその方法は徐々に進化。いまでは大人数でも見やすい/ログを辿りやすい環境に落ち着いた。”共創型コミュニティアドベンチャー”というジャンル名の通り、参加者たち自身がコミュニティを整備し、育てるような魅力が生まれている。

 とはいえ、何より大きな変化となっているのは、『Q』のバリエーションの豊富さだろう。開始当初は画像や文字を中心に、位置情報なども駆使しながら進めていく「謎解き」形式の出題が多かった『Q』は、プロジェクトが進むにつれて多様性を増しており、15個目の『Q』となる「真実の鏡」では、スマートフォンのカメラ機能を活用したARコンテンツを取り入れた、スマートフォン用ブラウザゲームならではの問題が登場。参加者はカメラを駆使することで、V.W.Pの面々の特定の楽曲のMVを活用して『Q』を解決に導いていった。

 また、最近ではゲーム内ゲーム的な形で、オリジナルゲームをプレイしながら謎を解くタイプの『Q』も登場。ジャンルも多岐に亘っており、V.W.Pメンバーが出演するギャルゲー風のブラウザゲームをプレイしながら、同ジャンルの魅力でもあるルート分岐を活かして解決法を探る「かみつばき☆学園」や「かみつばき☆学園、再び」、運動会の徒競走をテーマにした連打ゲームを活用した「反攻」、7つめの『Q』となった「捜しもの」の続編となる、アーカーシャ書籍館を舞台にした謎解きRPG風の「捜索」など、ミニゲームと言うには惜しいほどつくりこまれたゲームの数々と、謎解きとが同時に楽しめるものが増加中だ。

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