「音が大きくなるスマホスタンド」を騒音アプリで検証 3COINS vs ダイソーの結果は……
3COINSや100円ショップで売られているスマホ用のスピーカーを兼ねたスタンド。「音が大きくなる」とされているが、どのくらい音量に違いがあるのだろうか? 実際に比較してみた。
100均の「音が広がるスタンド」は電源不要
今回試したのは、ダイソーで購入した「置くだけで音が広がるスマホスタンド」。丸みをおびたプラスチック製のスタンドで、充電が不要なので場所を選ばずに使うことができる。
スタンド下部に空洞があり、ここで音を響かせる構造となっているようだ。また、後方からケーブルを通し、端子の先端をスマホを設置する部分の穴から出して固定することで、スマホを充電しながらスタンドを使うことも可能になっている。
3COINSのスピーカーは充電式
続いて3COINSの1000円商品(税込み1100円)として売られている「TOUCH SPEAKER」というアイテム。スマホとスピーカーをBluetoothなどで接続する必要はなく、スマホを設置するだけで使うことができる。また、本体はUSB充電式となっている。
本体スピーカーの横にスリットが設けられれており、ここにスマホを横向きに差し込んで使う。どのような仕組みで音を拡大しているかはパッケージや説明書では明らかにされていないが、スマホのスピーカー部が本体のスリットに接触することで、内部に音が伝わっているようだ。
音の大きさを騒音アプリで比較
では、実際に音量にはどの程度の違いが出るのだろうか? ポッドキャストでニュースを再生し、約1メートル離れた場所から別のスマホの騒音測定アプリで音の大きさを調べてみた。
まず比較のために、音を拡大する機能のない一般的なスマホスタンドに設置した状態で測定。スマホから出す音のボリュームは、iPhoneの設定・ポッドキャストアプリの設定ともに、音量調整スライダーの中央付近としている。
測定結果は、「通常の室内の会話」と同等程度の40dB台後半。
次に、100均の「音が広がるスマホスタンド」を使って同じ条件で測定。しかし、一般的なスピーカーとほとんど変わらない結果に。
続いて、3COINSのスピーカーでも測定。こちらはかなり音が大きくなっており、測定結果は「騒々しいオフィス、掃除機」の音に相当する70dB超だった。