あの人のゲームヒストリー 第十八回:天竺鼠・川原克己
天竺鼠・川原克己が語る“ゲームとお笑いの共通点” 「自分にしかできない技を追求したい」
1510円ハゲくんのゲームプレイスタイル
――そもそも、1510円ハゲくんはなんでゲーム配信を始めたんでしょうか?
川原:最初は、バーチャルキャストっていうドワンゴさんのシステムを使ってガチガチのVTuberみたいなことをやってたみたいんですよ。視聴者さんからの質問に答えたり、画像でコミュニケーションを取ったりとか。そこから、より楽しい配信にするにはどうしていこうとなったときに、僕と同じで彼もゲームが好きなので、ゲーム配信をしようとなったみたいですよ。
――息子さんの配信について、川原さんはどのように見てますか?
川原:真っ当にゲームクリアやうまいプレイを期待している人にとって、1510円ハゲくんの配信は見ていてしんどくなるかもしれません。たとえば『PUBG』だともう少しで勝てるとなったときに、わざと飛び出して死んだりしてますしね(笑)。とはいえきっと、1510円ハゲくんは、たくさんの人に見てもらおうとは思ってないんじゃないかな。僕のYouTubeやSNS、ライブも同じですけど、よりたくさんの人に笑ってもらいたいとは思わない。みんなが楽しめるものに寄りすぎると、もともと何がしたかったのかわからなくなるわけで。ゲームをクリアする人なんかなんぼでもいるんですよ。上手い人もなんぼでもいるわけですよ。そんな中で、ゲームを使って、自分なりの楽しみを見つけていく。で、その配信をたまたま誰かが見つけて楽しんでくれればいいかな……。と、1510円ハゲくんの配信を見て思ってます。
――最近、配信していた中で印象に残ったゲームは何ですか?
川原:この間、『桃鉄』(『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!』)を初見プレイしてましたね。『桃鉄』って、「カードを使う」っていうコマンドと「カードを捨てる」っていうコマンドがあるじゃないですか。カードがいっぱいになったら捨てる人もいるんでしょうけど、1510円ハゲくんは良いカードを手に入れた直後に捨ててたんです。もしかしたら、裏技が発動するのか試したかったんじゃないかな。ゲームでもなんでも、まずは自分で確かめたいって考えがある気がします、ハゲくんには。
――『桃鉄』は普通ゴールを目指すゲームだと思うのですが……。
川原:ゴールはほんとにたまたま。あまり目指さず、着けばラッキーみたいな感覚なんじゃないかな。
――先日はマヂカルラブリーの野田クリスタルさんが作った「野田ゲー」にも挑戦してましたよね。
川原:「野田ゲー」は、ファミコン時代を思い出させますね。あの頃のゲームって粗が多くて、ツッコミどころだらけだったじゃないですか。逆に今のゲームは、映画さながらのCGで、仕様も完璧。だからこそ、1510円ハゲくんには「野田ゲー」みたいな馬鹿げたゲームを「なんでこうなんねん!」ってツッコみながら、楽しんでもらいたいですね。
――最後に、1510円ハゲくんの視聴者さん、これから見るかもしれない方へにメッセージをお願いします。
川原:どうやったらみんなが楽しんでくれるかということを、1510円ハゲくんは1ミリも考えていないはずです。「楽しみにしといてください」とはいえないです。「1510円ハゲくんが楽しんでます」としか言えません(笑)。
1510円ハゲくん最新動画 第二回七夕後夜祭 part1
https://www.youtube.com/watch?v=I71rA1dlkKw
1510円ハゲくんのyoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbdgf_Md01x-O0Ka7_QG5sw
1510円ハゲくんのopenrec
https://www.openrec.tv/user/1510yenhage
天竺鼠川原チャンネル
https://www.youtube.com/c/kawahara