Googleワイヤレスイヤホンの他社にはない強みとは 新モデルを発表した「Pixel Buds」の軌跡を振り返る

Googleワイヤレスイヤホンの他社にはない強み

 米Googleは先日、新型ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」を発表した。日本市場でも販売される同ワイヤレスイヤホンは1万1900円(税込)と廉価ながら、Pixel Budsシリーズの特徴となるスマート機能が利用できる。そんなPixel Budsシリーズのこれまでの進化と、他社製品にはない強みを探ってみよう。

ケーブル付きだった初代モデル

 初代Pixel Budsが発表されたのは、2017年10月のことだ。同イヤホンはBluetooth経由でスマートフォンに接続するワイヤレスイヤホンではあるが、左右のイヤホンはケーブルで接続されていた。イヤホン本体は耳の穴を完全に塞がないオープン型で、オセロや碁石のような丸みを帯びた形状も注目を浴びた。

 Pixel Budsの強みは、Googleのサービスとの柔軟な連携だ。同社が販売する「Pixelスマートフォン」と併用することで、日本語を含む40カ国語をリアルタイム翻訳できる「Google Translate on Pixel」機能を搭載。イヤホンを装着するだけで、言葉がわからない相手ともスムースな会話が可能になる……という、夢のようなコンセプトを実現しようとしたモデルだ。

 しかし初代モデルはGoogleが初めて投入したワイヤレスイヤホン製品ということもあり、装着感が優れないなどの作り込みの甘さが報告された。また肝心のリアルタイム翻訳も認識精度に問題があるケースが多く、日本市場に投入される前にモデルチェンジでその姿を消してしまった。

第2世代でデザインを大幅刷新

 2019年10月に発表された第2世代Pixel Budsは、本体デザインを一新。イヤホン間のケーブルを取り去ることで、完全なワイヤレスイヤホンへと進化した。また、イヤホン本体も耳の穴をイヤチップで塞ぐカナル型となることで、装着感が向上した。

 第2世代Pixel Budsでは、イヤホンとしての基本性能が大きく進化している。内部には12mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載。特定方向の音を集中的に拾うビームフォーミングマイクや骨伝導センサー、ノイズリダクションやウインドノイズ低減機能を組み合わせることで、クリアな通話を実現している。

 周囲の音の大きさにあわせて再生音を調整する「アダプティブサウンド」や、赤ちゃん泣き声や緊急車両など大事な音を検知すると再生音を小さくする「アテンションアラート」に対応。もちろん、音声アシスタント「Google アシスタント」による翻訳機能も利用できる。このように大きく進化した第2世代Pixel Budsだが、後述のPixel Buds A-Seriesの登場とともにすでに販売が終了している。



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