東海オンエア・ゆめまるのコロナ陽性&グループ撮影休止期間中だからこそ味わえた、個人チャンネルに宿るそれぞれの個性
8月6日、6人組YouTuber・東海オンエアのゆめまるが、自身のTwitterにて、新型コロナウイルスの陽性を発表。日々撮影を共にする他メンバーは全員陰性ではあったが、濃厚接触者となるため、撮影は一旦ストップし、動画はストックからの投稿を続けると発表した。本日19日で、発表から約2週間が経つのだが、メインチャンネル、サブチャンネル共に、ほぼ毎日動画は更新されている状態だ。それと同時に、時間に余裕の生まれたメンバー達が各個人チャンネルを続々と更新。急上昇入りも果たす中で、個人チャンネルを通して見た、それぞれの“個性”について考察してみたいと思う。
信じられないことをやってのける“天才”
まずは、オレンジ色の髪をトレードマークにするリーダーのてつや。2018年に『動画アップロードチャンネル』といった、検索に引っかからなさそうな激しくシンプルな名前の個人チャンネルを開設。企画系の動画も投稿しているが、主にはゲーム実況をしており、今年の夏より『マイつや』と題した『マインクラフト』のゲーム実況を定期的に、そして淡々と長時間配信している。
また、1年前に子猫の状態で迎えた愛猫のアメリカンショートヘア・アルルのペットチャンネルも開設。自身やメンバーが出演することなく、あくまでも愛猫の成長記録として、BGMやテロップを含め、純粋なペットチャンネルとして作られている所に、てつやの温厚さと愛猫家としての本気を感じる。
といったように、一見するとかなり平和的で大人しい、実は前に出過ぎない性格にも感じるのだが、東海オンエアでの彼を見る限り、スイッチが入ると信じられないことをやってのける“天才”であるように思う。
例として出すと、東海オンエアの動画で有名な、1500mを走った後に牛丼を食べるといった競技動画では、絶妙なタイミングで“もどす”といった奇跡の笑いを提供。何か本人の意図を超えて、信じられない時に信じられないことを呼び起こす才能の持ち主であるような気がしてならない。
ちなみに2020年末には初のエッセイ、その名も『天才の根源』を出版しており、本書では“常軌を逸した発想力”の源が語られているのにも注目してほしい。
“BEST”を尽くす本格的な音楽活動
2018年より『としみつ東海オンエアの』というチャンネルを開設しているとしみつ。てつやと同じく、自宅待機中の最近は『マインクラフト』や『Apex Legends』などのゲーム配信が主となっているが、としみつといえば“歌”である。チャンネル全体でも、ギター弾き語りをはじめ、仲間とのセッション動画やレコーディング動画が多く投稿されている。2017年まではYouTuberとしての活動と並行して、バンド活動も経験しており、2019年、2020年と待望の『THE BEST』(『THE BEST 2』)と銘打ったCDでソロデビューも果たしている本格派だ。安定した歌唱力と、YouTube活動にも通じる熱い歌詞や、馴染みの良いメロディーセンスで、真剣に音楽活動を行っていることが伝わる程に気持ちがいい。グループいちの熱さを持つ男であることを裏切らない。
そして、てつや、しばゆーと組む3人組グループ「リサイタルズ」でも歌を披露しているが、こちらではコミックソングに徹しており、エンターテイナーとしての振り幅を忘れない活動にも信頼が寄せられる。