『ドラ恋 ~KISS or kiss~』最終話ーー演技ではない「本気のキス」を見せたのは?
およそ1ヶ月間8人で過ごしてきた共同生活やお芝居、そして本気の恋も遂にラストを迎える。最終話のドラマ「ラストキス」の台本に書かれていることは、女性が男性を呼び出し告白をすることと、最後にキスをすることだけ。これまでのシーズンとは違って、告白の結果に関わらず最後にキスをするのは決まっているようだ。
女子は皆が見ているグループLINEで告白相手を呼び出す。
アユリ(吉永アユリ)が指名したのはもちろんケイスケ(木田佳介)だ。そこにりおん(谷本琳音)も重ねてメッセージを送る。まずはりおんが待つサッカーグランドに向かったケイスケ。りおんは当初あつき(樫尾篤紀)への実らぬ想いに傷心モードだったが、そこから立ち直らせてくれたケイスケへのお礼と思い出を口にした。「自分に対してはストイックなのに、周りに対しては優しくて愛情深い人」とその人柄に惹かれたことを告白されたケイスケが出した答えは「女優さんとしてとても魅力的な方で、自分の中で恋愛の面ではそれ以上に気持ちが進むことはありませんでした」というもの。優しく気遣い屋のケイスケは、その後彼からキスをした。お別れのキスはあまりに切ない。
そしてその後ケイスケが向かったのはアユリが待つ「同棲ハウス」だ。第一印象からケイスケを気になる相手として挙げていたアユリは「同棲ハウスでのキスは私の一方的な気持ちのキスだったけど、今回はお互いの気持ちを確認してからしたい」と真っ直ぐに想いを伝えた。「もし明日稽古があってオーディションがあったら一番にアユを指名すると思う。4人の女性の中で俺の目に映っているのはアユしかいない。だけど、自分のアユに対する恋心は“好き”という感情までいけなかった」とケイスケは真っ直ぐに、哀しそうにアユリを見つめながら言った。
「また私の一方的な気持ちかもしれないけれど……」と声を詰まらせ泣き出すアユリの震える肩を抱き寄せられたらケイスケもどれだけ楽だっただろう。「行きづらいだろうから私から(キスしに)行くね」と言うアユリに、ここでもケイスケは自分からキスをした。見ているだけでも伝わってくる優しいキスだった。