100台の4Kカメラで人間を電脳世界へ? キヤノン×IBMが広げるエンタメ演出の可能性
今回の事例とは異なるが、ラッパーのPUNPEEはライブハウスからの配信にAR表現をリアルタイムに加えた、現実にバーチャルをオンしたライブを2020年に実現している。現実にバーチャルを載せるのか、現実そのものをバーチャルに持っていくのか、違いはあれどどちらも現実と電脳をクロスした表現といえる。
パンデミックの影響でライブ表現は再考を余儀なくされているが、ボリュメトリックビデオによるリアルタイム配信は新たな方法の一つになりうるかもしれない。キヤノンと日本IBMの協業はこれからも続くため、次なるボリュメトリック映像の公開にも期待したい。
■ヤマダユウス型
ガジェット、音楽、楽器を主食とするライター。電気の通るモノに囲まれた生活を送りつつ、休日は登山やキャンプで魂を漂白している。