次期AirPodsはどう対抗する? ソニー、Beatsなど新作が相次ぐ完全ワイヤレスイヤホン

新作相次ぐ市場に次期AirPodsはどう対抗する?

 近日、ワイヤレスイヤホン市場がにぎやかだ。ソニーやBeatsが相次いで新製品を投入し、さらに次期AirPodsのリリースも噂されている。

ハイレゾでライバルを引き離すWF-1000XM4

 ソニーのWF-1000Xシリーズといえば、高音質とアクティブノイズキャンセリング(ANC)などの多機能を両立させたハイエンドイヤホンとして評判が高い。そして今年6月には、最新モデルの「WF-1000XM4」が発表された。

 WF-1000XM4の特徴は、高音質コーデックの「LDAC」に対応したことだ。これにより、ワイヤレスイヤホンながらハイレゾ再生を実現している。さらに高音質技術「DSEE Extreme」により、圧縮音源でもAI(人工知能)によってハイレゾ相当の音へとアップスケールされる。

 IPX4相当の防滴性能を実現したことで、ジムなど汗をかきやすいシーンでも安心して利用できるようになった。さらに統合プロセッサー「V1」により、ノイズキャンセリング性能も向上している。ソニーが配信する立体音響技術「360 Reality Audio」にも対応しており、音源が自分の周りを移動するサラウンド体験も楽しめる。

デザイン性とコスパのバランスがいいBeats Studio Buds

 WF-1000XM4を追いかけるように、米Apple傘下のオーディオブランドことBeatsからも、新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds」が発表された。

 Beats Studio Budsの特徴は、そのコストパフォーマンスの良さだ。ANCやIPX4の防滴性能を実現しながら、その価格は1万7800円(税込)と手に取りやすいくなっている。同じくANCに対応した「AirPods Pro」の3万580円(税込)と比較すると、そのお値打ち感が際立つ。

 もちろんBeats Studio Budsは廉価なだけのワイヤレスイヤホンではなく、周囲の音を取り込む「外部音取り込みモード」や、「Hey Siri」と呼びかけることでの音声アシスタントの起動も可能だ。またAirPodsシリーズとは異なり、USB-Cによる充電に対応している点も利便性が高く、好感触だ。

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