搭乗には30億円かかる? Amazon創業者が宇宙旅行に兄弟で参加

最後の座席は30億円で落札

 これまで何度もニュー・シェパードの打ち上げ実験を行ってきた、ブルーオリジン。そして7月20日には、とうとう初めての商業宇宙旅行を実施することになる。乗員には先述のジェフ・ベゾス氏とマーク氏が含まれるだけでなく、最後の座席がオークションにかけられ2800万ドル(約31億円)で落札されたことも話題となった。

 このように、スケジュール変更などがなければ民間企業として初めての商業宇宙旅行を実施することになる、ブルーオリジン。一方で米ヴァージン・ギャラクティックもスペースプレーン「スペースシップツー」による飛行実験を繰り返しており、商業宇宙旅行の実現へと着実に近づいている。

 さらにイーロン・マスク氏が率いるスペースXは、地球を飛び出して月への旅行を予定しており、巨大宇宙船「スターシップ」を利用した月旅行に、元ZOZOTOWN社長の前澤友作氏が参加する予定だ。現在はまだまだ高嶺の花の宇宙旅行だが、いずれ私達のような一般人も気軽に宇宙旅行に参加できる未来がくることを楽しみにしたいものだ。

■塚本直樹
Yahoo! JAPANやギズモード・ジャパン、Engadget日本版、TechCrunch Japan、@DIME、リアルサウンド、soraeなどでテクノロジーと宇宙、ドローン分野を中心に執筆中。ラジオやテレビへの出演も

画像:ブルーオリジンより

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