ワクチン普及でディズニーなど“完全復活”の兆し……海外テーマパーク最新事情

コロナでどうなる…海外のテーマパーク最新事情

ソニーの新ウォーターパークにユニバーサル北京 ワクチン普及の追い風を受けられるか

 コロナによる危機の中でも、新たに建設されるテーマパークがある。

 米ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント(旧コロンビア・ピクチャーズ)は、同スタジオの作品をテーマにしたウォーターパーク「Columbia Pictures’Aquaverse」を現在建設中だ。パークは今年10月にオープン予定で、場所はタイの首都バンコクから車で90分ほどのリゾート地、チョンブリだ。『ゴーストバスターズ』や、『ジュマンジ』、『バッドボーイズ』といった人気作のアトラクションを楽しむことができる。

 同社のブランド管理担当 兼 ロケーション責任者のジェフリー・ゴドシック氏は、米メディア『VARIETY』に「我々は、ウォーターパークやアトラクション、作品の展示などを通じて、世界中のすべての視聴者がストーリーに没頭できる場を作る」と語った。そしてタイでのワクチン接種は夏までに急ピッチで行われる見込みで、これによりパークは完全な状態でオープンできると述べた。

 今月7日には、タイ政府が首都バンコクと主要な観光地を訪れる観光客について、ワクチン接種を完了していれば、10月から隔離義務を免除する計画を明らかにした。計画通りにいけば、パークにとってはさらなる追い風となることだろう。

 そしてもう1つ、今年の5月中にオープンとなるのが、ユニバーサル・スタジオ・北京だ。メインエリアの建設が終わり、まもなくプレオープンの準備に入るという。ここでは、日本でも人気の『ハリー・ポッター』や『トランスフォーマー』のほか、『カンフー・パンダ』などの7つのアトラクションが用意されている。またパークは、LEED認証(省エネと環境に配慮した敷地利用をしている証)を取得した世界初のテーマパークとしても注目を浴びている。

 ワクチンの普及によって、テーマパークにも少しずつ回復の兆しが見え始めたようだ。接種が遅れている日本も後に続けるだろうか。

(画像=Varietyより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://variety.com/2021/film/news/columbia-pictures-aquaverse-thailand-1234944972/
https://www.coaster101.com/2021/05/12/universal-beijing-resort-the-first-theme-park-to-earn-leed-certification/
https://deadline.com/2021/04/disneyland-theme-parks-california-rules-out-of-state-visitors-1234741943/

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