『ドラ恋 ~KISS or kiss~』1話ーー「どうしたら良いかわからない」キスシーン本番でまさかのハプニングが……
初のペア決めは、女性から組みたい男性を申告し、指名相手が被った場合には女子同士で取り合うというもの。さらに、ペア決めの間、男性陣は稽古場から退室を命じられる。
りおん(谷本琳音)→あつき(樫尾篤紀)、アユリ(吉永アユリ)→ケイスケ(木田佳介)、ここまではスムーズに決まったが、ののか(久保乃々花)とみやび(飯野雅)が指名したのがやす(藤林泰也)で被りが発生。ジャンケンの結果、みやび→やす、そしてののかは自動的にわく(京典和玖)とペアになった。
男子メンバーも目の前で指名される訳ではないので、女子が自分のことを一番に指名してくれたのか、それとも誰かと被ってスライドしたのかがわからないこともあり、ペア発表時は皆半信半疑な表情を浮かべていた。
ここで第一印象の手掛かりとなったのが、「同棲ハウス」の入居ペア決めだ。今回は女性メンバーからの希望にて入居可能となり、挙手したのはみやびとりおん。あみだくじの結果、やす×みやびのペアが同棲ハウス行きとなった。
肝心のドラマ第1話「一口ちょうだい?」の台本は、恋人でもないのに手料理目当てに家に通ってくるようになった隣人男性との恋物語という、なんとも“日常の延長にありそうでない非日常”が詰まった香ばしい設定だ。
オーディションの結果、主演の座を勝ち取ったのはそもそも練習風景だけでもこちらまでドキドキさせられるような一コマを見せてくれた最年少メンバーわく×演技未経験ののかペアだった。
澤田(育子)先生からの講評にもあった通り「わくさんの気持ちの変化とリードが素晴らしかった」というのは、終始本番中も遺憾無く発揮されていた。
主役抜擢後も涙ながらに「未経験だし1人だけキャリアが少ないからわっくんの足を引っ張ってないかなって悩んでたから、めっちゃ嬉しかった」と安堵の表情とともにプレッシャーを感じている様子のののかだったが、わくがすかさず「ののかのおかげだよ」と伝える。
そんなわくはインタビューで「ののかと俺は一番喋ってなかったし、ののかと一番喋っていたのはやすだったから、多分(ペア希望申告が)被っちゃって自分のとこに来たのかなと思うんですけど、自分は今ののかに一番好意があるし、作品を通して確信みたいなものに変わったら“好き”っていうのは伝えたい」と、これまた最年少とは思えない冷静さと、全てをわかった上でも余計なことは決して言わずドンと構えている彼の姿に、心打たれた視聴者も少なくないのではないだろうか。