AIで“存在しない”猫たちが生成される

 米サイエンティストのConspirador Norteño(@conspirator0)氏が、Twitterに“存在しない”猫の画像を投稿した。これは同氏が開発した、猫の写真を自動生成できるAIによって作成されたものだ。

 システムを開発するためのデータセットとして、Conspirador Norteño氏は2000匹のGAN(※)生成の猫の写真と、1195匹の本物の猫の写真、そして1000匹のGAN生成猫と1000匹の本物の猫のテストセットを使用したという。

(※)敵対的生成ネットワーク=入力されたデータや画像から新たなデータを生成するモデル

 まず2000個のGANで生成された猫の写真をブレンドし、各ピクセルの明るさと、画像の平均的な明るさとの差に対応するように配色を変更する。そして画像の同じ行または列のすべてのピクセルをブレンドし、隣接するピクセルとの値の差を計算することで、特徴的なパターンを学習させていったようだ。

 これらの結果を利用して、本物の猫とGANで生成された猫を分類する簡単なトレーニングを行ったところ、2000枚の画像のうち94.2%の精度で見分けることができたという。

 これまでにも猫の写真の自動生成は行われてきたが、奇妙なボディをもつ猫が生成されることも多々あり、その精度は高いものではなかった。今回のシステムを見る限り、技術は大きく改善されているようだ。

 Conspirador Norteño氏は、このシステムでは猫の顔以外には有効な結果が得られないとしている。

(画像=Twitterより)

■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。

〈Source〉
https://twitter.com/conspirator0/status/1381006494901096449
https://www.theverge.com/2021/4/12/22379880/artificial-intelligence-cat-photos-gan