Aぇ! group、YouTubeでの“ケンカ芸”から伝わるメンバー愛 不揃いの価値観がそのまま彼らのポテンシャルに?

 強い酸味に悶絶しながらも、リチャードが「あ、でも後味美味しい」とつぶやく。それを受けて末澤が「フルーツ感ある」と相槌を打ったにも関わらず、「とろろ昆布みたいな味しいひん?」と、“フルーツ感はどこへ“な返答をしてしまう天然さんが、ここにも1人。リチャードの前髪が今、緑色になっていることから「リチャくんがとろろ昆布とかややこしい」とイジる形でこの天然発言の流れも笑いに昇華していく。その連携こそが、Aぇ! groupがトークだけで面白いと感じる理由なのだろう。

 それぞれの個性が規格外なのか、そもそも笑いに貪欲な関西人のサガなのか、それとも全員がちょっとずつ天然なのか……なかなか全員一致しない6人の価値観。ときには「お前嘘つくな!」」「作ってるやろ!」「俺に合わせるゲームやから! わかってる?」とぶつかるメンバーたち。その遠慮なく言い合えるケンカ芸とも言えるやりとりこそ、今後グループが大きくなっていくのに必要な、メンバー愛そのものではないだろうか。

 初っ端の企画から罰ゲームだらけの動画となったが、次回以降は果たしてどんな姿が見られるのか。まだまだ彼ら自身も気づいていない可能性が、今後YouTube動画を通じて開花されそうな予感がする。

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