Nintendo Switch Proの発売は遠くない? 決算発表での発言に注目集まる

Nintendo Switch Proの発売は遠くない?

Switchは1,677万台、Liteは733万台売れた

 任天堂の2021年3月期第3四半期決算報告の説明資料を読むと、同社の好調ぶりが数字によって裏付けられる。その資料によると、2021年会計年度における第1四半期から第3四半期(2020年4月から12月に相当)までの売上高は前年度同時期比37.3%増の1兆4,044億円であった。Nintendo Switchのハードウェアとソフトウェアの販売を含むゲーム機ビジネスだけでも1兆3,610億円の売上高となり、前年同時期より38.4%増えた。

 以上の期間の売上高に関する地域別シェアは、もっとも大きいのがアメリカ大陸の41.1%であり、次いで欧州の25.6%であった。アメリカと欧州に続くのが日本国内の22.4%であり、こうしたシェアを見ると任天堂がグローバル企業であることがわかる。

 2021年会計年度第1四半期から第3四半期までに売れたNintendo Switchファミリーの台数は前年同時期比35.8%増の2,410万台であり、その内訳はNintendo Switchが1,677万台、Nintendo Switch Liteが733万台であった。

 ソフトウェアに目を転じると、2020年度第4四半期中(2020年3月20日)にリリースされた『あつまれ どうぶつの森』は1,941万本売れ、累計販売本数が3,118万本に達した。同ゲームは、ソフトウェア全体の販売拡大にも大いに貢献した。

 以上のように、現在の任天堂は非常に好調である。こうした状況でNintendo Switchの上位互換機を発売すれば、同社の勢いはさらに増すと見て間違いないだろう。

トップ画像出典:Nintendo Switch公式解説ページより画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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