Apple、2022年にVRヘッドセットをリリースか 5Gによって再注目されるVR市場
国内大手キャリアも商機と判断
5Gサービス開始に伴う日本のXR・360°動画市場への期待は、国内大手キャリア3社が開設している5G特設サイトに表れている。
ドコモの5G特設サイトにおける「5Gで何ができる?どう変わる?」と題されたウェブページでは、5Gの普及により360°動画によるスポーツ観戦や音楽ライブの視聴が事例として挙げられている。また、遠隔診療やドローン宅配にも言及されている。
ソフトバンクが解説した「5G LAB」にある「VR SQUARE」のウェブページには、すでに360°動画が並んでいる。そうした動画にはAKB48やでんぱ組.incが出演しているものや、実物大の「動くガンダム」のパイロット視点を体験できるものがある。
auは、東京・銀座に5Gが可能とするXRコンテンツを体験できる施設「GINZA 456」を運営している(下の動画を参照)。同施設では、話題の端末NrealLightを使ったAR体験や5Gスマホを使ったVR体験ができる。各種体験イベントには無料で参加できるが、事前予約が必要だ。
以上のように世界的にXR市場は再注目されている。それゆえ、Appleが2022年にVRヘッドセットを、その翌年にARメガネをリリースするという報道はあながちガセネタと言い切れないのだ。
トップ画像出典:矢野経済研究所「XR(VR/AR/MR)360°動画市場に関する調査を実施(2019年)」より画像を引用
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi