Uberの描く未来は「パンデミック下で活躍する配達ロボット」?
Serveと名付けられた自動配達ロボットの未来
Serve Roboticsの自動配達ロボットは、買い物カートを少し縮めたような形で親しみやすい配色かつ、センサーとカメラの部分が目のようについており、愛嬌のある見た目となっている。従来の自動運転車などとは異なり、歩道を運転するServeは、新型コロナによって非対面式が推奨されている環境にフィットする、新しい形態のテクノロジーだ。
このプログラムを運営しているPostmates Xの代表Ali Kashaniは、「なぜたった一つのブリートを移動するのに2tもの自動車を稼働させなければいけないのか」という疑問を持った。2018年12月にPostmatesから発表された自動配達ロボットは、ロサンゼルスで商業展開へ向け、2019年に新しいLiDARセンサーを搭載したものにアップグレードされた。今回開発中のServeは、Uberのデータを利用する代わりにPostmates Xで集めた過去の配達データを元にシミュレーションを作成し、バッテリーや許容量を計算するために利用されている。UberはServe Roboticsのオーナー権限(最低25%)と商業的協定を保ち、Serve Roboticsは知的所有権とアセットを保有するという条件での交渉が進められていると関係者は話す。
昨年10月にはすでにServeを使って数千件もの配達をロサンゼルスで完了したと発表しており、今後の事業拡大の方向を注視したい。
(画像=Pexelsより)
■mugiho
ニュージーランドの大学でマオリ文化の発展・都市計画・教育について学びながら映画、テック、文化芸術について執筆するフリーライターと翻訳家。人間観察をしながらたまにそれらについて書いたり撮ったりしている。
〈Source〉
https://serve.postmates.com/
https://techcrunch.com/2021/01/15/uber-planning-to-spin-out-postmates-delivery-robot-arm/
https://www.uber.com/blog/uber-connect-ondemand-package-delivery/
https://www.uber.com/newsroom/stronger-together-uber-eats-postmates-partner-to-benefit-merchants/
https://postmates.com/press-and-media
https://techcrunch.com/2020/05/17/help-wanted-autonomous-robot-guide/
https://techcrunch.com/2020/12/01/uber-officially-completes-postmates-acquisition/
https://techcrunch.com/2020/07/06/uber-takes-out-postmates/