水溜りボンド、新年の動画活動に見る“原点回帰とさらなる飛躍” 毎日投稿終了の前向きな効果を分析

 2020年12月31日の動画投稿を持って、6年間にわたる「毎日投稿」を終了した人気YouTuberコンビ・水溜りボンド。再開の日付は明確ではなかったなかで、視聴者待望の新年1本目の動画が投稿されたのは、2021年1月7日だった。

 6年間1日も休むことなく、メインチャンネルに1本、サブチャンネルに1本の計2本ずつ(多い時にはそれ以上)の動画を投稿し続けてきた彼ら。約1週間の投稿がなかったことはもちろん初めてで、生活スタイルに組み込む形で毎日視聴していたリスナーにとっても、慣れない感覚だったのではないかと思う。

 1本目の動画は、新年にちなんだ福袋の開封企画を約18分というボリュームで投稿。カンタの天然ボケにトミーが鋭くツッコむ、二人が自然体でやっていくスタイルは健在で、休止開けということもあり、二人の元気の良さに安心感と心地の良さがあった。

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 特筆すべきは、動画開始時の定番だった、「はい、どーも~」の後の「ね、毎日動画頑張っていきましょう」という決まり文句がなくなり、「トミーです」「カンタです」という新たな挨拶となっていたこと。彼らが新しいステージに進んでいることが一聴してわかる。

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 そして、1月10日に投稿された新年2本目の動画では、照明や音楽を駆使した全力の「はい、どうも~」を「自分たちの未来の子供に残したい」という、彼ららしい独特のゆるさと発想力の企画を投稿。ラジオにテレビにと、活躍の場が大きく広がっていくなかで、再び肩の力が抜けた初期のような二人が帰ってきたことに、リスナー側も安心して大笑いできる状況が戻ってきたのではないかと思う。

 1週間の休息の間には、トミーは大好きな釣りに行き、カンタは実家に帰るという、初めての“コンビ別々の年越し”を過ごしたようだ。二人は、久々の相方との再会と撮影が「楽しくてしょうがなかった」と振り返っており、その新鮮さや開放感が反映された動画となったのではないだろうか。

 これまで、基本的に動画を投稿するその日に撮影と編集を行っていたカンタに至っては、「毎日投稿じゃなくなって、より編集が楽しくなった。時間の関係でできなかったこととか、こだわりきれなかった部分がいっぱい見えるようになった」ともツイートしており、今後の動画のクオリティにも期待が高まる。

走り抜けてきた6年間と2240本の動画

 水溜りボンドは2015年1月1日のYouTube活動開始と共に“毎日投稿”を続けており、これまでの6年間で2240本の動画を投稿してきた。

 彼らが活動を始めた当初は、毎日投稿を行うYouTuberが主流であったが、企画から撮影、出演、編集まで一貫して手がける激務から、2017年にHIKAKIN、はじめしゃちょー、フィッシャーズのシルクロードといった最前線を走るクリエイターたちが連名で『ぼくたち、休みます』という動画を投稿。YouTube上の流れが徐々に変わっていった。

 そうして投稿頻度を落とすYouTuberが増える中でも、水溜りボンドはカンタが動画の編集に集中できるようにと、トミーがイベントの企画進行やその他の業務を全面的に請け負う形で、お互いに協力し合い、ファンの期待に応えて毎日投稿を続けてきた。

 そんな中での、2020年8月13日。「水溜りボンドというYouTubeチャンネルではなく、水溜りボンドというコンビとして長く続けていくために必要な選択」とし、何よりもコンビとしての水溜りボンドを大切にするといった理由で、年内での毎日投稿の終了を発表

 もちろん永遠に続くものではないと誰もが思っていたが、突然の二人の発表に、周囲のYouTuberはもちろん、リスナーも当初は動揺を隠せなかった。しかし、その後二人が投稿した『ハッピー毎日投稿終了前ソング』という、“元ネタ”である人気バンド・ヤバイTシャツ屋さんだけでなく、HIKAKIN、はじめしゃちょー、東海オンエアをはじめとしたこれまで一緒に戦ってきたトップクリエイターたちが出演する豪華MVによって、エンタメとして昇華することに成功。動画の再生回数は1100万再生を突破し、34万の高評価、そして多くの激励のコメントによって、二人の毎日投稿終了発表はハッピーな形で受け入れられたのだった。

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