いまプレイしても面白いSFCの傑作 『スーパーメトロイド』 3D酔いもない横スクロールアクションの魅力

 新型コロナウィルスの感染拡大に伴って緊急事態宣言の発令が決定したこともあり、今後は自宅でゲームをプレイしたいという方が増えてくるのではないだろうか。一方で、中には「ゲームは好きだが3D酔いしてしまう」と悩んでいる人もいるかもしれない。今回は、そんな人におすすめしたい横スクロールアクションゲーム『スーパーメトロイド』をご紹介する。

ダークなSFの世界観で繰り広げられる多彩なアクション

 『スーパーメトロイド』は、1994年に任天堂からリリースされたSFC用アクションゲームだ。宇宙を股にかけるバウンティ・ハンター「サムス・アラン」を操作し、「惑星ゼーベス」に巣食う宇宙海賊の殲滅を目指すというのがゲームの主な流れだ。戦闘ではビームやミサイル、ボムといった武器をメインに使用することからシューティングゲームのような一面もある。また、美麗なドット絵で表現されたフィールドや印象的なBGM、ダークなSFの世界観などは日本のみならず海外のプレイヤーからも高く評価されている。

 本作は『メトロイド』シリーズの3作目となっており、前作・前々作とストーリーのつながりこそあるが、いきなり『スーパーメトロイド』からプレイし始めてもほぼ問題なく遊ぶことが可能だ。というのも、本作はそもそもストーリーに重点を置いた作品ではないためだ。テキストによる解説はほとんどなく、ステージや強敵の攻略に集中してプレイできるゲームデザインになっている。

さまざまな新武装をアンロックして攻略範囲を広げていく楽しさ


 『スーパーメトロイド』の面白さは、アイテムを取得してサムスを強化したり、行動範囲を広げたりする点にあるだろう。

 ゲームスタート直後のサムスには武装が揃っておらず、弱々しいビームを撃つことしかできない。しかし、「惑星ゼーベス」の各所にいるボスを倒してアイテムを手に入れれば、サムスを強化することが可能だ。たとえば、「アイスビーム」を手に入れれば動きの素早い厄介な敵を凍結させられるようになる。また、敵や壁を貫通する強力なビームや、敵に大ダメージを与えるミサイルなども存在する。さらに、アイテムを取得することで空中で何度もジャンプできるようになるなど特定のアクションが解禁されることもある。

 本作の舞台となる『惑星ゼーベス』は広大だが、特定のアイテムがなければ進行できない箇所が多い。しかも、プレイする過程で現状では辿り着けないエリアが自然と目に入るようになっている。そのため、ゲートの開放に必要なミサイルを探したり、高所に到達するためにジャンプを強化するアイテムを手に入れたりといった目的意識が生まれ、攻略のモチベ―ジョンにつながるのだ。このように、サムスを強化して活動範囲を広げていくのは『スーパーメトロイド』の醍醐味といえるだろう。