いまプレイしても面白いSFCの傑作 『スーパーメトロイド』 3D酔いもない横スクロールアクションの魅力

やり込み要素も充実


 『スーパーメトロイド』は間口の広いタイトルではあるが、難易度は決して低くない。とりわけ終盤で戦うことになるボスは攻撃頻度の高さ、回避の難しさ、一発のダメージの重さなどから、何度もゲームオーバーに追い込まれるプレイヤーもいた。難しいと感じる場合には、サムスのヒットポイントを上昇させる「エネルギータンク」や「リザーブタンク」を集める必要があるだろう。

 エネルギータンクやリザーブタンクはフィールドの各地に隠されているが、これらのアイテムをすべてコンプリートするのは簡単ではない。中には、「何の変哲もないように見える床が実はボムで破壊できる」といった普通なら気付かないような場所にアイテムが隠されていることもある。また、アイテムが隠されている場所に到達するまでにかなり複雑な操作を要求される箇所も少なくない。

 さらに、エンディングではクリアタイムやアイテムのコンプリート率が表示されるため、タイムアタックなども盛んだ。このようにやり込み要素も充実しているため、一人でじっくり遊びたいというプレイヤーにおすすめだ。『スーパーメトロイド』は任天堂から発売されている『ニンテンドークラシックミニ』の収録タイトルになっているほか、有料オンラインサービスの『Nintendo Switch Online』に加入している人はいつでもプレイすることができる。アクションゲームが好きな人はぜひいちどプレイしてみてほしい。

■坂田憲亮
愛知県の田舎で自由気ままに暮らすフリーライター。アプリやゲームなどエンタメ分野をはじめ、国内大手の各種メディアにて記事を執筆中。取材から撮影、Webデザインまで行う自称・マルチクリエイター。

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