”FPS”というジャンルを世に知らしめたゲーム 『ゴールデンアイ 007』の思い出を語る

”FPS”というジャンルを世に知らしめたゲーム 『ゴールデンアイ 007』の思い出を語る

 2020年11月19日、IO Interactiveが『007』シリーズの新たなゲーム化を発表した。こちらは完全新作のオリジナルストーリーが採用されることもあり、期待感に胸を膨らませるユーザーも多いことだろう。ところで、ゲームの『007』シリーズといえば、Nintendo 64で遊んだ記憶がある人も多いのではないだろうか。そこで、今回は未だ色褪せることのない魅力が詰まった64時代の名作『ゴールデンアイ 007』の思い出を語っていく。

プレイヤーの工夫次第で幅広い楽しみ方ができる”公式チート”

 『ゴールデンアイ 007』は、1997年に発売したNintendo 64用のFPSゲームだ。同名のスパイ映画を原作としており、基本的なストーリーは映画版と共通している。当時まだマイナーだったFPSというジャンルを一般層に広げたゲームともいわれている。20年以上も前のゲームではあるが、YouTubeをはじめとした動画投稿サイトでは未だに実況プレイ動画がアップロードされるほど根強い人気を誇るタイトルだ。



 本作には、主人公「ジェームズ・ボンド」を操り任務を遂行していく「ミッションモード」と、2人~4人で対戦が行える「対戦モード」がある。どちらも拳銃やライフル、ショットガンといった武器を駆使して戦うオーソドックスなFPSスタイルの操作性だ。これだけ聞けばどこか硬派なゲームのような印象も受けるかもしれないが、本作ではまた違った楽しみ方も可能となる。何故なら、ミッションモードを特定の条件でクリアすることによって出現する「お楽しみモード」があるからだ。

 お楽しみモードはいわゆる”公式チート”で、ミッションモード・対戦モードを特殊な条件下でプレイできるようになる。たとえば、「無敵モード」や「透明人間モード」を適用すれば、プレイヤーが圧倒的に有利な状況でゲームをプレイできる。一方、敵が有利になる「敵ターボモード」や「全敵ロケットランチャー」といった設定も可能だ。その他にも、「敵がドンキーコングのような体型になる」といったシュールな設定もあり、同級生と大笑いしながら遊んだ記憶がある。

 加えて、ミッションモードでは敵の体力や攻撃の強さ、命中率といったパラメーターをプレイヤーが自由に設定できる「007」という難易度が存在する。このようにさまざまなオプションを組み合わせることで、プレイヤーの思い通りに難易度を設計できるのが本作の特色だろう。そこかしこでロケットランチャーの爆風が起こる地獄絵図を作り上げたり、すべての敵を到底クリアが不可能であろう強さに設定したりといった一風変わった遊び方ができるのだ(以下、参考として人気ゲーム実況者「幕末志士」のプレイ動画)。

幕末志士達の007ゴールデンアイ実況プレイ #1

駆け引きが熱い対戦モード

 ここまでは『ゴールデンアイ 007』のイロモノ要素にフォーカスしたが、本作は真面目に遊んでも十二分に面白い。中でも、画面を分割して遊ぶ最大4人までの対戦モードの出来が素晴らしかった。

 対戦モードの通常ルールは、相手を撃破すると得点が入るというシンプルなものだ。しかし、モーションセンサー爆弾などの罠を設置して待ち伏せしたり、相手よりも早く強力な武器を手に入れることで優位に立ったりといった駆け引きが熱い。罠の設置場所によっては、プレイヤーがリスポーンした直後に爆死するといった光景もよく見られた。

 さらに、対戦モードではさまざまなオプション設定が行える。2対2のチーム戦、マップに登場する武器種の変更といったオプションにより、何度遊んでも楽しめるのが特徴だ。また、特定のプレイヤーにハンディキャップを付けるといった初心者に優しい機能を備えていることも嬉しい。このほかにも、映画のタイトルになぞらえた特殊ルールの対戦も用意されており、時間を忘れて楽しむことができるゲームだった。

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