中村倫也、赤西仁&錦戸亮、本田翼……昨年の緊急事態宣言下で活躍した“芸能人YouTuber”を振り返る

 再びエンタメ界隈に甚大な影響を及ぼしそうだ。

 政府はきょう7日に、首都圏の1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)を対象に緊急事態宣言を再発出する方針を固めている。不要不急の外出自粛、飲食店に午後8時までの時短要請などが主な内容で、期間はおよそ1か月を予定しているとされる。

 前回の緊急事態宣言時には、予定されたコンサートやイベントが延期または中止、映画、ドラマの撮影が中断された。今回も様々なエンタメに影響が出るのは間違いないだろう。

 思えば昨年、緊急事態宣言が発出される前の3月時点から、東京、大阪などをはじめとした各自治体で外出自粛が呼びかけられるなど、新型コロナ感染拡大への危機感が高まっていた。こうした状況を受けてエンタメ業界では、YouTubeを中心とした動画プラットフォームで映像コンテンツを無料公開及びライブ配信する動きが見られた。

 たとえば、エイベックスとLDHでは自社の公式YouTubeチャンネルでライブ映像コンテンツを解禁。ジャニーズの公式YouTubeチャンネルでは、3月29日~31日の期間、所属タレントを起用した特別配信『Johnny’s World Happy LIVE with YOU』が行われた。さらに、吉本興業では、3月6日より全国の劇場から1日約12時間、漫才やコント、新喜劇、トークなどのコンテンツをネットで無料配信した。

 4月7日に緊急事態宣言が発出されるといよいよ世間の緊張感が高まった。そんななか、ささやかな癒しを届けたものの一つが、有名芸能人によるYouTube配信だった。

 YouTubeであれば、密になる心配はない。おまけにWeb会議システムによって離れた相手とのコミュニケーション及び撮影・生配信も容易に行える。そんなわけで、劇場公演がなくなったお笑い芸人やドラマ・映画の撮影が休止となった俳優などは、ファンへ日常の楽しみを届けるべく、YouTubeと向き合いだしたのだ。

 代表的な例が、俳優の中村倫也だ。YouTubeチャンネルを所有していない中村は、所属事務所・トップコートの公式チャンネルより「中村さんちの自宅から」と銘打った主にファンからの質問に答えたり、料理風景を披露したりする動画シリーズを公開した(現在は削除済み)。更新頻度は高く、数日間にわたっての毎日配信や1日2回配信をしたほど。ドラマ・映画に引っ張りだこの中村がここまでYouTubeに専念することは、通常であればあり得ない。自粛期間ならではのファンサービスだったと言える。ちなみにトップコートチャンネルでは、松坂桃李もメッセージ動画を発信していた。

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