「名刺入れかと思ったら、スマートフォンだった」OPPOとnendoが開発した折りたたみスマホに驚愕
全部買わなきゃ意味がない、イヤホンに完全依存したコレクション
もちろん、このイヤホンにも専用のケースがある。しかし、これも従来のの蓋を開けて中に収納するタイプの形状とは異なり、専用ケースを左右のイヤホンで挟みこむ事で固定できるのが特徴だ。さらに、イヤホンを収納したケースをを専用のAIスピーカーの上に装着させると、それまで聞いていた音楽をスピーカーから再生できる上、充電まで可能となる。また、スマホ用の非接触充電器にイヤホンが収まる窪みが設計されており、乗せるだけでスマホとともに充電が可能だ。
このように、プロダクトの一つひとつがイヤホンやケースに装着する事で一体となるデザインになっているのだ。
「結局これ、全部買わなきゃ意味ないじゃん」との声がすぐにでも聞こえてきそうな、あまりにイヤホンに依存したコレクションである。そうなのだ。商品化されたら、全部買わなきゃ意味がないのである。
そして、多くのユーザーはこのコレクションが発売されたら文字通り「大人買い」するに違いない。それだけこのコレクションは画期的であり、今までにない魅力に溢れた「未来の道具」なのだ。
商品化は未定。あなたは未来に何を期待する?
今回OPPOとnendoが開発した『slide-phone』と『music-link』はコンセプトモデルであり、実際に商品化される予定はない。しかしこれらのプロダクトが提案した新しい形は、確実にこれからの我々の生活を変えてくれる力を持っている。
もしかすると、彼らがデザインしたのは、我々の「未来」だったのかもしれない。
(トップ画像=Photographer : Akihiro Yoshida)
■長門繭
フリーライター兼イラストレーター。ブログ運営を中心に2016年からライターとして活動を開始し2018年に独立。エンタメ系、旅行、テック、時事など得意分野は幅広い。現在はイラストレーターとしても活動中。