YouTuberヒカル、相次ぐ芸能人とのコラボに見る“石橋貴明との共通点” 卓越した関係構築力の源泉とは?

 ヒカルが芸能人と仲良くなることにこだわる理由は、彼が大のテレビっ子だったからに他ならないだろう。

 昨年5月に公開された「サンドウィッチマン本人登場?何も知らされてないヒカルが楽屋挨拶行ったら本物がいるドッキリww」と題した動画でヒカルは、少年時代、島田紳助やとんねるず、ダウンタウンらに憧れて育ち、いつか芸能人になりたいと思うようになったものの、特別なスキルもないため普通に戦っても勝てないと考え、YouTuberになったと説明していた。

サンドウィッチマン本人登場?何も知らされてないヒカルが楽屋挨拶行ったら本物がいるドッキリww

 少年期の憧れは強烈で、捨て去ることなどできない。時として強力な磁場となり、行動指針にも少なからず影響を与えるものだ。

 ヒカルについて考えると、ビジュアルやキャラクターは異なるが、その背景はとんねるずの石橋貴明と似ているような気がしてくる。石橋は、野球選手になる夢を諦めてお笑いの世界へ飛び込み、芸能人高額納税者番付常連レベルのトップスターになったが、それでもなお野球界に憧れを抱き、多くのプロ野球選手と親交を持ち続けている。金持ちYouTuberとして成功したヒカルが多数の有名芸能人と交友を持つ構図は、これに近いのかもしれない。

 石橋にはプロ野球選手への「本気のリスペクト」がある。それゆえに、石橋とプロ野球選手の絡みは、見ていて気持ちが良い。ヒカルと有名芸能人の掛け合いにも同じことが言える。フランクな調子の中に漂う、ヒカルの歌手や俳優、お笑い芸人への「本気の尊敬」が透けているため、視聴者から支持されているのではないだろうか。

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