Apple「One more thing」イベントでAppleシリコン搭載MacBook発表か イベントロゴにはARイースターエッグが隠される
Appleは、日本時間11月11日午前3時(アメリカ現地時間11月10日午前10時)からイベントを開催することを発表した。「One more thing」と題された同イベントには以前からリリースが予定されていたあの部品が搭載された製品が発表されるようだ。
Appleシリコン搭載MacBookが3モデル登場か
ブルームバーグは3日、11日に開催される「One more thing」イベントでAppleシリコンを搭載したMacBookを3モデル発表すると報じた。Appleシリコンとは、Appleが今年6月にその存在を明らかにした同社純正のプロセッサであり、Mac関連製品に搭載されるとも発表していた。Mac関連製品にAppleシリコンが搭載されることにより、iOS製品とMac関連製品がプロセッサ設計のレベルで統一されることとなる。
ブルームバーグの記事によると、FoxconnをはじめとしたApple製品を組み立てるサプライヤーがMac関連製品の生産を増やしている。具体的には、13インチと16インチのMacBookProと13インチのMacBookAirが組み立てられている、とのこと。これら3つのモデルが11日のイベントで発表される可能性の高いものである。
関係者の証言によると、以上の3モデルのほかにもオールインワン型デスクトップのiMacとデスクトップ型最上位モデルのMacProのリリースも計画されており、おそらくこの2つの製品に関してもAppleシリコンが搭載されるだろう。
Appleシリコン搭載のMac関連製品が増えると、既報のようにゲームプラットフォームSteamにおけるMac対応ゲームが減る可能性がある。その一方で、Appleが提供するゲームサブスクApple ArcadeのゲームをMac関連製品からプレイした場合のゲーム体験品質が向上すると見られている。
噂を裏付けるARイースターエッグ
One more thingイベントでAppleシリコン搭載MacBookシリーズが発表されるというのはあくまで推測ではあるが、この推測を裏付ける証拠が発見されている。テック系メディア『Ubergizmo』が3日に報じたところによると、同イベント告知ページのロゴにARイースターエッグ(隠れメッセージ)が仕込まれているのだ。
One more thingのイベント告知ページをiPhoneで表示してロゴをタップすると、ARオブジェクトを表示する画面が立ち上がる。そのARオブジェクトを表示すると、水平に置かれたAppleのロゴが立ち上がって来るのだ。Ubergizmoの記事では、Appleのロゴが立ち上がる様子を記録した動画が掲載されたツイートが引用されている(下のツイート参照)。
Appleのロゴが立ち上がる様子は、ちょうどMacBookProの画面を開く様子に似ていることから、このイースターエッグがAppleシリコン搭載のMacBook製品を暗示していると見られている。
Apple専門ニュースメディア『appleinsider』は4日、Appleシリコン搭載MacBook製品発表に関するさらなる証拠について報じた。その証拠とは、Microsoftが2日にリリースしたOffice for Macの更新プログラム「Office Insider beta testing program」のなかにAppleシリコンに対応する機能を追加したというものだ。もっとも、この追加機能はベータテスト中と位置づけられているため、正式対応するまでにはもう少し時間がかかるだろう。