『Zoom』が攻めの新機能「OnZoom」と「Zapps」を発表

セキュリティ対策は一段落か

 「Zapps」については、それほどエキサイティングではないが、より実用的でZoomがサードパーティのアプリを別のウィンドウに切り替えることなく直接、会議に統合できると『The Verge』は伝えている(参考:https://www.theverge.com/2020/10/14/21515902/zoom-marketplace-paid-events-onzoom-third-party-app-integrations-zapps)。

 ローンチ時点で、すでに35社がパートナーとして、Zoomエクスペリエンスに直接導入されていると『TechCrunch』は伝えている(参考:https://techcrunch.com/2020/10/14/zoom-launches-its-events-platform-and-marketplace-brings-apps-to-your-calls/)。

 コロナ禍で、対面でのイベントが制限や自粛により、急速にオンライン化が進んだ。それに伴い「Zoom」は、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し、ユーザーも爆発的に増えた。一方で「Zoom-Bombing」、顧客データ流出、ハッキングへの脆弱性等も露見した。

 そこで開発の手を一旦止めて、セキュリティを向上させる対策を次々と打ってきた。守り固めがようやく一段落したのか、ここに来てZoomのの開発は、攻めに転じているようだ。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

関連記事