「Apple Watch Series 6」「Apple Watch SE」徹底比較 共通機能も多い2機種の差とは……?

 Appleは人気のApple Watchラインナップをアップデートし、2つの新型モデル「Apple Watch Series 6」と「Apple Watch SE」をリリースした。

多くの機能が共通も、価格には大きな差

 Apple Watch Series 6は、昨年のSeries 5に新しいS6プロセッサー、U1超広帯域チップ、血中酸素モニタリングといった多くの魅力的なアップデートを提供し、価格は399ドルから。また、全く新しいモデルの Apple Watch SEも発表された。多くの人気の機能があり279ドルからと、はるかに競争力のある価格だ。

 これら2つのモデルは、デザイン、耐水性、オプティカル心臓センサー等、多くの共通の機能があるため、どちらのモデルが自分に適しているか、すぐに判断するのは難しい。

 Apple Watch Series 6とApple Watch SEを比較すると機能の大半は、全く同じだ。では違いは、どんなところにあるのだろうか。

「Apple Watch Series 6」と「Apple Watch SE」の違いは?

 そこで『MacRumors』が「Apple Watch Series 6」対「Apple Watch SE」購入ガイドを掲載し、徹底比較している(参考:https://www.macrumors.com/guide/apple-watch-series-6-vs-apple-watch-se/)。

 Series 6は、ディスプレイが常時オンだが、SEは手首を上げるか、ディスプレイをタップする必要がある。常に確認するのでなければSEのディスプレイで十分対応できる。

 いずれのモデルもバッテリー持続時間は約18時間だが、Series 6は充電がより高速で、1時間半以内に充電を完了する。

 Series 6のプロセッサーは、iPhone 11のA13 Bionicをベースにしており、Series 5より最大20%高速だ。SEはS5デュアルコア・プロセッサーを継承しており、それでもApple Watch Series 3より最大2倍高速だ。

 Series 6には、U1超広帯域チップが含まれ、次世代のデジタルカーキーなどの新しい体験に対応する。何年も使う予定であれば、今後数年でより多くの関連機能が登場する可能性が高いため、はるかに将来性がある。

ヘルスモニタリング機能は、断然「Series 6」

 Series 6は血中酸素モニタリングという全く新しいヘルスモニタリング機能を提供する。さらに心電図用の心臓センサーもある。ヘルス・トラッキング機能にこだわるならSeries 6を選ぶべきだ。しかし、SEに健康データを記録する機能がないわけではない。オプティカル心臓センサーで、心拍数の高い低いや不整脈といったことが分かる。

 Series 6とSEの基本設計は、同じだが素材と色のオプションに関しては異なる。Series 6はアルミ、ステンレス・スチール、チタンがあるが、SEは、アルミのみだ。ステンレス・スチールとチタンのものは、サファイアクリスタル・スクリーンを使用しているが、アルミのモデルはIon-X強化ガラスだ。

 Series 6のアルミモデルは、シルバー、スペースグレー、ゴールド、ブルー、レッドがある。ステンレス・スチールモデルでは、シルバー、グラファイト、ゴールド。チタンモデルでは、チタン、スペースブラックとなる。SEは、シルバー、スペースグレイ、ゴールドのみとなっている。

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