仲間との連携プレイが楽しい戦闘アクション

　本作の戦闘アクションは、シンプルながらも”連携の楽しさ”が存分に味わえる。フィールドを自由に移動しつつ、遭遇した敵に対して「たたかう」で攻撃。逆にダメージを受けそうな場合は「まもる」を選び、防御行動を取ってリスクを軽減と、各種コマンドに応じた行動パターンが用意されており、戦闘中はいずれもカーソルを合わせることで簡単に発動できる。ダンジョン内で”魔石”を拾えば、「ファイア」や「ブリザド」といった魔法を放つことも可能だ。

　こうした攻撃手段に加え、より一層の与ダメージを見込めるのが「マジックパイル」。こちらは魔力を結集して放つ大技で、複数人の協力を要する特別な攻撃方法である。パーティーメンバー間でタイミングを統一する必要こそあるが、その威力はお墨付き。的確に使うことができれば、体力の多いボスモンスターに対して有効なダメージソースとなり得るはずだ。なおマジックパイルはシングルプレイでも問題なく行える。その際はNPCのモーグリと息を合わせ、確実にマジックパイルが成功するよう練習しておくと良いだろう。

異なるハード間でも気軽にオンラインプレイ

　本作の一大セールスポイントと言っても過言ではないマルチプレイ機能は、『FFCCリマスター』にて大きくパワーアップ。同じプラットフォーム間っはもちろんのこと、異なるプラットフォーム同士でもネットワークを介して一緒に遊べるようになった。この仕様は家庭用ゲーム機とモバイル端末でも作用するため、例えばiPhoneとPS4、Nintendo SwitchとAndroid搭載スマホといった組み合わせでも問題ない。各々が所持しているハードに囚われることなく、気軽に協力プレイが楽しめる。

　アクションRPG『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』は、マルチプラットフォーム向けに8月27日より発売中だ。

■龍田 優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter：@yuki_365bit