『mora qualitas』

大橋彩香が語る、多種多様なリスニングスタイルとハイレゾ音源の魅力「ドラムの音の粒がすごくきれいに聴こえる」

大橋彩香が語るNickelback、Slipknot、Evanescenceの魅力

ーーストリーミングサービスということで、自分で検索して自由に曲を楽しむことができるので、他にも聴いてみたい曲があればどうぞ。

大橋:今打ち込みの曲を聴いたので、次はロックの曲を聴きたい……お、Disturbedがある。あ、Nickelbackも。私が今『バンドリ(BanG Dream!)』で使ってるシンバルは、Nickelbackのドラマーさん(ダニエル・アデア)が使っているのと同じモデルのものを、そのまま輸入したものなんです。めっちゃシャリシャリとした音の鳴りで、Poppin' Partyのかっこいい曲とはすごく合うんです。でも、ハッピーな曲だとあまり調和性がないんですけど(笑)。

ーーやはりドラムの音に耳がいくんですね。

大橋:そうですね。ドラムのキックの音がドシドシくるのがすごく好きなので。あ、Evanescenceの「Bring Me To Lie」がある。聴こう。

(試聴中)

大橋:やっぱり洋楽は音がいいですね。ロックだけど、すごく聴きやすい。あと懐かしいです。小学生の頃、家族で車に乗ってイオンに行くときにいつも流していた曲なので。

ーー思い出の曲なんですね。次はドラムの音の違いがよくわかる曲も聴いてみましょうか。それこそ、ドラムを習っていた時代の課題曲とか。

大橋:じゃあSlipknotを。「Psychosocial」っていう曲を習っていたんですけど、あるかな?

ーーSlipknotとは、また難しそうな曲を習っていたんですね。

大橋:先生が「こんなのどう?」って持ってきたんですけど、難しかったですね。何でこんなのを中学生にやらせるんだ、って思いながら叩いてました(笑)。原曲も結構ゆっくりなんですけど、もう原型がわからないぐらいゆっくりやれば、何とか叩けるようになって。あ、あった。

ーーでは、この曲は通常の配信とハイレゾを聴き比べてみましょう。

(試聴中)

大橋:やっぱり違いますね。同じ音量で聴いたんですけど、ハイレゾのほうがちょっと音量が大きく感じるし、ドラムの音の粒がすごくきれいに聴こえる。特にスネアとかハットとか。あと、高音もすごくきれいな気がします。低音はイコライザとかでブーストしていない分、そこまでドゥンドゥンした感じはないですけど、優しい音になっていて、一つ一つの音が本当に聴きやすいですね。

ーードラムの1音1音がわかるということは、それこそ演奏のレッスンにも最適ですね。

大橋:そうですね。家で曲を確認するときに、音質が良くないとドラムが何をやっているのかわからないことがあるんですけど、こういう風にハイレゾで聴けたら、きっと「あ、ここってこういう風に叩いてたんだ」というのがよりわかりやすくなると思うので、コピーバンドとかをやっている人は、ハイレゾで聴けばより耳コピしやすくなると思います。

ーーハイレゾをストリーミングで気軽に楽しめるこちらのサービス、月額1980円になるのですが、金額的にはいかがですか?

大橋:普通のストリーミングサービスよりちょっと高いですけど、音楽を楽しむ人だったら全然いい金額だと思います。ハイレゾ音源も普通より高いので、1曲1曲ダウンロードすることを考えたらコスパは全然いいですし、今はまだ曲数が少ないかもしれないですけど、これからどんどん増えるって考えたら、逆にこっちばっかり聴いちゃう感じになりそう。本当にハイレゾをいっぱい聴いたら、多分普通の音質だと満足できなくなると思うんですよね。

ーーなおかつ自分のスマホにアプリとして入れておけば、出先でも思いつたときにすぐハイレゾ音源が聴けるわけですからね。

大橋:そうですね。やっぱりストリーミングは便利ですよね。私も移動中とか、カフェで時間をつぶすとき、取材でメイクをしてもらうときとか、仕事をしていないときは四六時中音楽を聴いていて、もう携帯を忘れるより、プレーヤーを忘れる方が不安になるタイプなので(笑)。すごく良いと思います。ありがたい。

関連記事