SEGAの「フォグゲーミング」は“アーケードの救世主”となるか? 海外メディアからは賛否両論

一方で“ガラパゴス化”の可能性も?

 一方、『Forbes』は「新しいゲームギアとフォグゲーミングが明らかに。SEGAは一体何をしているのか?」という見出しで言及した(参考:https://www.forbes.com/sites/paultassi/2020/06/03/new-game-gear-fog-gaming-reveal-what-is-sega-doing/#1f2c7d0a435b)。

 同メディアによると「『MicrosoftがSEGAと提携して日本でXbox Series Xのブランディングを一新』や『GoogleがSEGAを買収して、IPをStadiaのコンテンツにする』といった噂があった」としたうえで、「新たな報告はそのどちらでもなく、控えめに言ってもとても変だ」と拍子抜けした様子だ。

 『Gamespot』は「日本ではアーケードが他の国よりも遥かに一般的で、このサービスが南北アメリカ大陸やヨーロッパに、どの程度の影響を与えるかは不明だ」と、欧米への普及には懐疑的だ(参考:https://www.gamespot.com/articles/sega-announces-new-fog-gaming-program-will-use-arc/1100-6477989/)。

 フォグゲーミングが実現する正確な時期については明らかになっていないが、日本以外のゲーム環境を持つ国においては、まだそのメリットが理解されていないようだ。

(画像=Pexelsより)

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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