ポイント3：キャラクター育成の自由度アップ

　オリジナル版を体験したユーザーにとって馴染み深い「マテリア」は本作も健在。宝石のようなこのマテリアを装備品へはめ込むと、様々な魔法や特技を扱えるようになる。キャラクターを強化してシビアな戦闘に適応させるためにも、マテリアは無くてはならない存在……というわけだ。

　またキャラクターが身につける武器自体のアップグレードも可能となった。具体的にはSP（スキルポイント）を消費し、武具に秘められたポテンシャルを解放。フローチャートを順番に埋めるが如く、攻撃力や防御力、体力最大値などの基礎ステータスを高めていく。マテリアのカスタマイズと合わせれば、より強力なキャラクターを作り上げることも夢ではない。こうした仕様を踏まえると、上述したストーリーや戦闘システムに負けるとも劣らず、全体的な育成要素も大きくパワーアップしたと言えるだろう。

　『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』は、PS4向けに4月10日より発売中。23年前にミッドガルへ降り立った方やそうでない方も、ぜひこの機会に一度手に取ってみてはどうだろうか。

（画像＝https://www.jp.square-enix.com/ffvii_remake/より）

■龍田優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。Twitter：@yuki_365bit