嵐が“5人”であることの重要性 『ARASHI's Diary -Voyage-』から見える“嵐イズム”とは?

 第4話『ずっと 5人で』は、いよいよアニバーサリーツアーの幕が開く。きっと関わっていた多くのスタッフも、そしてツアーを楽しみにしていたファンの誰もが、この20年と変わらないライブになることを信じてやまなかったはずだ。

 きっと21年目も、22年目も……『5×20』の“20”は当たり前のように増えていくのだと。だから、MCで櫻井が話したこの言葉が、今振り返ると、より重みを増す。「『5×20』なんか不思議なもので、もはやその“20”というところのすごさというよりは、横の“5”の数字が変わんないことの意味の大きさっていうのを痛感するんだよな」。

 歩みはじめも5人、走り抜けてきたのも5人、そして休むのも5人……ずっと5人でいることを選んだということ。それが、嵐というグループなのだ。

 「横に並ぶ数字が増えていくことも確かにすごいことだと思う。だけど、僕にとっては、この“5”がこの数字が変わらず、そして、その数字の持つ意味が変わらず、ここまで共に歩んでこれたことを……財産だなと思ってますし、それは何よりもファンである皆さんのおかげだと思ってます。ありがとう」。

 公演後、マッサージルームにこもるほどクタクタな松本のところまで、焼いたお肉と好物の穴子を持っていって食べさせるなど、ムードメーカーっぷりを発揮する大野。お酒が入ったのか少々気持ちよくなったようで「これはもう、うちらの一生もんのツアーで。まだ2回しかやってないからね。今は新鮮よ。1回公演無駄にしない。流れちゃいけない」と語り出す。

 そこに相葉が合いの手を入れ、松本が「締めましょう」とツッコむ平和な光景。この空気感が、胸に秘めた決意をもってしても壊れないことに、改めて嵐イズムを感じずにはいられない。

■配信情報
Netflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ『ARASHI’s Diary -Voyage-』
Netflixにて全世界独占配信中
全20話以上(※毎月不定期配信予定)
出演:相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔
演出:原田陽介
エグゼクティブ・プロデューサー:藤島ジュリーK.、坂本和隆(Netflixコンテンツ・アクイジション部門ディレクター)
字幕言語:アラビア語、中国語:繁体字、中国語:簡体字、デンマーク語、オランダ語、英語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ノルウェー語、ブラジルポルトガル語、ポルトガル語、スペイン語、カスティリアンスペイン語、スウェーデン語、ポーランド語、トルコ語、ベトナム語、タイ語、ヘブライ語、ルーマニア語、ギリシャ語、インドネシア語、ロシア語、チェコ語、ハンガリー語

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