SixTONESは進化し、世界へと羽ばたいていくーー『Car Karaoke』動画で見せつけた“高い歌唱力”

 また、その歌声に耳を傾けていると、デビュー直後でありながらも、彼らの頼もしい部分が浮き彫りになっていくのがわかる。「It’s not イミテーションレイン、It’s『Imitation Rain』」とレクチャーするジェシーの流暢な英語発音とオープンマインドは、今後海外を視野に活動していく彼らにとって、間違いなく大きな武器になるはずだ。

 田中の腹に響くようなラップは肉声でも迫力満点。さらに、運転しながらも、ジェシーのノリに合わせたり、メンバーそれぞれの反応を背中で感じて反応したりする姿はさすがだ。松村が歌うハモリの下パートもしっかりと聞こえるため、細かな仕事ぶりがうかがえる。その職人的なスタンスを見せる松村の隣で、ノビノビと高音ボイスを披露する京本の歌声が一層気持ちいい。考えてみれば、デビュー前からミュージカル『エリザベート』のステージで、堂々と歌を披露できるほどのスキルを持ったアイドルがどれほどいただろうか。

 そして、いつも笑いをもたらしてくれる森本の歌声は、繊細で色彩豊か。スノープリンス合唱団として披露してきたピュアさも、大人になるに連れて磨いてきた雄々しいラップも、みんなの「しんちゃん」として笑いを誘うような煽りも、自在に取り出せる引き出しが豊富だ。

 そして、ちょっぴり照れがあった車内を一気にカラオケモードに誘ったのが、高地のさりげないリーダーシップ。自分自身が最初はどうノッていくかを探っていくような素振りを見せていたが、「いくぞー!」とライブさながらの声を上げてスイッチを入れたのが見て取れる。強引に引っ張っていくのではなく、徐々に温まっていくのを見てから声をかけていく。自由に見えて、実は統率が取れているというのは、こうした阿吽の呼吸があればこそ。

 きっと、こんなふうにSixTONESは、羽ばたいていくのだろう。お互いの呼吸を感じながら、自分の役割を全うし、そしてSixTONESという歌声がより良くなるように、自発的に動いていく。その中で、ソロの活動が充実したら、それをまたグループに持ち寄りながら……。願わくば、定期的にこのカーカラオケを実施してもらい、その時々の歌声を観察していきたい。そして彼らの進化に驚かされながら、その歩みを見守っていきたいものだ。

SixTONES -Car Karaoke「車でカラオケ歌ってみた」

※高地優吾の「高」は「ハシゴ高」が正式表記。

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